原発事故で、大量の放射性物質がばらまかれた。気をつけても、知らず知らずのうちに体内に取り込んでしまう。そんな“1億総被曝時代”を生きるには、どんな食生活を送ればよいのだろうか? ◆体内に取り込んだ放射性物質に負けない「食事の基本」とは!? 「放射性物質に負けない食事の基本は、“穀菜果食”で(1)抗酸化力、免疫力を高めて身を守る、(2)体内に取り込んでしまった放射性物質を解毒して体外へすみやかに排出する、の2つです」と語るのは、医療従事者の流出が止まらない福島県郡山市に踏みとどまって診療を続けている富永国比古医師。 「栄養価の高い玄米などの穀類を主食とし、野菜や果物をたくさん食べる。これが“穀菜果食”です。食材はできるだけ信頼できる流通ルートから手に入れてください。そして、糖分の摂取を減らしてインシュリンの分泌を抑え、塩分の摂取も控えるよう心がけてください。カロリー制限も重要です。まずは、自