「…チェルノブイリどころではなくなるというのは原子炉と使用済み燃料プールの数から見ても分かる。 そのときに、最終的には東京を含めて…本当にひとつの国が成り立たなくなる」。 原発災害が起きたとき、大量避難させるための適切な法律がない 菅直人元首相が「東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと」という本を先月末、上梓しました。 去年3月11日からの数日間、日本でカタストロフィーが進行する中、官邸と東電、その周辺で何が起こっていたのかを綴ったものです。 無料公開されている国会事故調査委員会の報告書を読めば、その“運命の数日”の様子をうかがい知ることができますが、当時、原子力災害対策本部を陣頭指揮した最高責任者の目線から見た風景は、さらに迫真に迫るものがあります。 テレビ朝日モーニングワイド「そもそも総研」で、玉川徹ディレクターが菅直人氏にインタビュー。そのときの模様が11月1日、放送されました。