因果関係には向きがある ここまでに書いたような「比較」および「p値の算出までを含めた解析」を行なえば、きっと意味のあるデータの偏りがすぐに見つけられるだろうし、その偏りをうまくコントロールすれば、効率的に利益をあげられそうなやり方が見えてくるだろう。 素直に考えれば、広告を見た人ほど、あるいは同じように広告を見たにせよ広告を後々まで覚えている人ほど、商品を購買している可能性が高いのではないかと解釈するだろう。ちなみにこのような結果のp値、すなわち「本当は何の差もないのに誤差によってこれだけの偏りが偶然生じた確率」は0.1%を下回る。 しかしながら、このデータと統計解析の結果からは、因果関係の向きとしてはその逆の説明だって成り立つのである。 すなわち、「広告を認知していたから商品を購入した」のか、「商品を購入したから広告をその後も認知していた」のか、そのどちらの仮説が正しいのかについて、この
