米コロラド(Colorado)州のKearseyで、狂牛病対策のための殺処理を待つウシたち(2003年12月29日)。(c)AFP/Don Emmert 【3月11日 AFP】牛海綿状脳症(狂牛病、BSE)の人間版とされる「クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease)」の診断は現在、患者が亡くなってから遺体の脳組織を検査する方法しかないが、米国の科学者チームが初めてこの病気のバイオマーカー(生物指標化合物)を確認したとオンライン科学誌「PLoS ONE」に発表した。 クロイツフェルト・ヤコブ病は珍しい疾患だが、脳に致命的なダメージを与え、通常、発病から1年以内に死亡に至る。ウシからヒトへは、BSEにおかされた牛肉を食べると感染すると考えられており、治療法はまだない。 研究を行った米ケース・ウエスタン・リザーブ大学(Case Western Reserve
![ヒト版の狂牛病、バイオマーカーを初めて確認](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f11ef685cb863e5e4cf1bc5a85a00bdd31cbb8f0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2F0%2F1000x%2Fimg_102721988ccf111718aac1f258fe5789244032.jpg)