殺処分を待つ犬や猫の気持ちをつづった歌を作った田中秀子さん(左)と松尾由佳さん ペットブームの陰で、保健所で殺処分の日を待つ犬や猫の気持ちになって書いた一編の詩。サイトの片隅にあったこの詩をドイツ在住の作曲家が偶然見つけ、歌になった。曲名は「まだ間にあうから」。CDの売り上げの半分を犬猫の命を救う活動に寄付するプロジェクトが始まった。 詩を書いたのは、保健所から犬や猫を引き取り新しい飼い主を探すNPOのスタッフ、田中秀子さん。「わるならハイサワー」のCMで知られる博水社社長として多忙な中、犬や猫が放置されている現場に入って保護する活動などをしている。 保健所で目にする犬や猫の気持ちになったつもりで、ブログに詩を書いたのが2年ほど前。2009年春にドイツ在住の作曲家、松尾由佳さんが偶然この詩を見つけた。殺処分せずに多くが保護施設経由で新しい飼い主の元へ届けられるドイツと比べ、日本では年