日立製作所はこのほど、各種センサーを搭載した端末を使って社員同士のコミュニケーション頻度や活動状況を測定し、データを地形図の形で表示するシステム「ビジネス顕微鏡」を試作したと発表した。 これまで把握することが難しかった組織内のコミュニケーション頻度や活動状況を視覚的に確認でき、問題点を抽出したり、組織運営のリスク低減や生産性向上につなげることができるとしている。 赤外線センサー、3軸加速度センサー、マイクセンサー、無線通信デバイス、小型電池を搭載した名札型のセンサーネット端末を、社員がそれぞれ装着。対面時間や動作を測定し、データ化する。 測定したデータはサーバに収集し、新開発の「組織ダイナミクス像生成技術」を使って社員同士の影響の度合いを地形図上に表示する。 地形図は、円の中に組織を島の形状で表示する。円の内側に活発にコミュニケーションをしている社員を記載。つながりの強い社員が集まって山を