Yahoo! JAPANはセキュリティ向上のため、「秘密の質問と答え」を2021年6月に廃止することを発表した(Yahoo! JAPAN IDガイド)。携帯電話番号もメールアドレスも登録していないアカウントはパスワードを忘れるとログインできなくなるため、登録を促している。 「秘密の質問」はかねてからスラドでは不評であったが、とくにYahoo! JAPANの「秘密の質問」は変更が不可能という致命的な問題を抱えていた。スラドの諸氏は「秘密の質問」を導入しているサイトをいくつ利用しているだろうか。
平井卓也デジタル改革担当大臣の宣言が引き金となり、「脱PPAP」が日本中で加速している。暗号化ファイルとパスワードをメールで送る「PPAP」は、セキュリティー対策として無意味だからだ。日立製作所に続いて富士通やNTTデータも脱PPAPに動く。PPAPがなぜ悪いのか。その5つの「大罪」を振り返ると共に、安全に社外へファイルを送る、正しいやり方を紹介しよう。 ある日本の大手ITベンダーではつい数年前まで、こんな光景が繰り広げられていたという。昼過ぎのオフィスに事業部長クラスの役職者が部下数人と共に現れ、「メール誤送信防止のために守るべき原則」と書かれたパネルの内容の唱和を求める。するとフロア全員が業務を止めて立ち上がり、「添付ファイルは必ず暗号化ZIPにし、パスワードを別メールで送ること」と繰り返すのだ。こうした数日間に及ぶ「PPAPキャラバン」が、このベンダーでは年に1~2度の頻度で開催され
字下げ.iconTwitterで拡散され始めているため、誤解のないように補足しておきます。私のアカウントが乗っ取られたことは事実ですが、私はTwitterのセキュリティ設定のうち、「2要素認証」と「追加のパスワード保護」をいずれもデフォルト設定のままOFFにしていました。これらのいずれか一つでもONになっていた場合、今回の手口は使えない可能性があります(Twitterのセキュリティ周りの仕様が不明なため推定)。 字下げ.iconしかし、「2要素認証」はともかくとして、「追加のパスワード保護」がデフォルトでOFFになっているのはWebサービスのセキュリティ上正しい設計なのかどうかかなり疑問です。私はこの設定の存在を知らず、パスワードのリセット要求がされると少なくとも一回はログインアラートが来て阻止するチャンスがあると考えていました。
マルチプラットフォームのパスワード管理ツールを提供する米LastPassは2月16日(現地時間)、無料版「LastPass Free」で利用できるデバイスタイプを1つに限定すると発表した。3月16日から、モバイル端末かデスクトップWebブラウザかの選択を迫られる。 モバイル端末にはスマートフォン、スマートウォッチ、タブレットが含まれ、デスクトップWebブラウザは現在サポートされているすべてのPC上のWebブラウザのことだ。 例えばモバイル端末を選ぶと、iPhone、Android端末、iPad、Apple WatchでLastPassが使えるが、WindowsノートやMacでは使えない。デスクトップWebブラウザを選ぶと、その逆になる。 PC(Mac)とモバイル端末の両方でパスワード管理を続けたい場合は、月額3ドルの「LastPass Premium」あるいは月額4ドルの「LastPass
メールでZipファイルを送って次のメールでパスワードを送るという無意味より悪いセキュリティ対策が問題になっている。なぜ無意味より悪いかというと,Zip暗号化は強度が十分でない上に,次のメールで送るパスワードは無意味で,さらにゲートウェイでのウイルス対策ができなくなるのでウイルス送付に利用されやすいためである。 PythonでZipファイルを展開する方法は文字コードのところに書いたが,同様にしてパスワードをブルートフォースで破ることも原理的には可能である。4桁数字のパスワードで暗号化した test.zip をクラックするには次のようにすればよいであろう: from zipfile import ZipFile with ZipFile('test.zip') as z: for i in range(10000): pw = f'{i:04d}' try: z.setpassword(pw.
他人に見られたくないファイルをリモートの相手に渡さなければならない場合、従来は暗号化ZIPファイルとその解凍パスワードをメールで送る、という手段が広く用いられてきた。読者諸氏もそのようなメールを一度は受信したことがあるだろう。 しかし、ZIPの暗号化など運用に手間がかかるわりにセキュリティが十分ではない、と指摘されることが多い。そこで、この方法でファイルを送るのは止めよう、という機運が高まっており、実際、内閣府と内閣官房ではこの手法を廃止すると発表している。 とはいえ執筆時点では、「これだ!」と断言できるような、代わりのファイル送信方法が確立しているわけではない。特に中小企業や個人だと、代替の方法が有償だったりシステム更新に手間がかかったりすると、おいそれと置き換えられない場合が多いだろう。できることなら、すでにある機材やソフトウェア、利用中のサービスなどで代替したいところだ。 そこで本T
ベストなパスワードマネージャーはこれ!数十種類から厳選してみた2020.11.25 21:0063,872 Andrew Cunningham, Thorin Klosowski -WIrecutter [原文] ( satomi ) Tags : プロダクトバイヤーズガイドWirecutterソフトウェアレビュー ネットで個人情報が盗まれたら大変! 保護の基本は2段階認証とパスワード管理ソフトというわけで、今回はガジェット徹底比較でおすすめをバシッと言い切る信頼の米国メディア「Wirecutter(from The New York Times)」 が数十種類を審査、4つをテストして、機能と互換性、堅牢性、使いやすさの観点から選んだベストを紹介します。 イチ押し:1Password1Passwordアプリは使いやすさ抜群。読みやすい文章でセキュリティのおすすめが表示され、使う人の身に立っ
平井卓也デジタル改革担当相は2020年11月17日、中央省庁の職員を対象に「パスワード付きZIPファイル」の送信ルールを廃止する方針を明らかにしました。政府の意見募集サイト「デジタル改革アイデアボックス」に投稿された意見を採用したものです。 この流れに乗り、クラウド会計ソフトを提供するfreeeは、2020年12月1日から対外的に「メールによるパスワード付きファイルの受信を廃止する」と発表しました。メールは、当然ですが受信者がいれば送信者がいます。そのため“受信しません”と表明をすることは重要でしょう。 freeeは今後、パートナー企業や取引先からのZIPファイル付きメールを添付ファイルを削除して受信するとのことです。本文はそのまま維持されるため、これで困ることはないと思われます。 プライバシーマーク制度を運営する日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)は、2020年11月18日に「メール
ハッカーコミュニティの中では知られた人物だというオランダのセキュリティ専門家が、2016年に続いて4年ぶりにトランプ大統領のTwitterアカウントへのログインに成功したことが報じられています。 How Trump’s Twitter account was hacked - again https://www.vn.nl/trump-twitter-hacked-again/ Security researcher claims to have hacked Trump’s Twitter account - The Verge https://www.theverge.com/2020/10/22/21528745/trump-twitter-hack-claim-dutch-security-researcher-victor-gevers-maga2020 ハッキングを行ったのは、
サイバーセキュリティ企業のThreatFabricは2月、「Google Authenticator」アプリで生成された2要素認証(2FA)コードを盗み出す機能を備える「Android」マルウェアを初めて発見した。 このマルウェアは以前に発見されていた「Cerberus」の亜種。これまで2FAのワンタイムパスワード(OTP)を窃取する機能は備えていなかった。 Cerberusはバンキング型トロイの木馬とリモートアクセス型トロイの木馬(RAT)のハイブリッドだ。Androidデバイスが感染すると、ハッカーはマルウェアのバンキング型トロイの木馬機能を利用して、モバイルバンキングアプリの認証情報を盗み出す。 Cerberusは、アカウントが2FA(つまりGoogle Authenticatorアプリ)で保護されている場合に、攻撃者がRAT機能を通じてユーザーのデバイスに手動で接続できるよう設計さ
企業間のファイルのやり取りにZIPファイルの暗号化がされていることが多いのですが、その暗号は意味がなかったり、弱かったり、余計にセキュリティリスクが高くなっています。ZIPの暗号化が使えないことを証明するにはパスワードを解析するのが一番です。 パスワードが解析できるなら、もうあとからパスワードを送る必要はないのです。 用意するもの Windows PC Windows10を使いました。 GPU できる限り早いやつ ノートPCなので、外付けGPUケースにThunderbolt3でGPUを接続しています。 GTX 2080とケースで 10万円ぐらいかかっています。 CUDA Toolkit あらかじめ入れておきましょう。 hashcat hashcatのWindows版で公式サイトからダウンロードしたもので、バージョンが5.1.0の場合は古いので対応していません。 Windows版のJohn
by www.shopcatalog.com ユーザー認証などに使用するパスワードは外部から推測しにくいものが推奨されており、意味の通らない英字や数字の組み合わせはほかの人とパスワードがかぶりにくく、セキュリティが高いと思われがちです。しかし、エンジニアのRobert Ou氏は「ji32k7au4a83」という一見意味の通らないパスワードが多くの人に使われていることを発見し、「なぜこのようなランダムに見える文字列がたくさんの人に使われているのか?」という謎についてTwitterで発信しました。 Fun thing I learned today regarding secure passwords: the password "ji32k7au4a83" looks like it'd be decently secure, right? But if you check e.g. HIB
オージス総研は2019年1月、ファイル転送サービス「宅ふぁいる便」を停止した。利用者のメールアドレスとパスワードが平文のまま約480万件流出した。暗号化やハッシュ化の必要性は認識していたものの、他の対策を優先し怠った。2月20日時点で「原因や手口は調査中」とし、サービスは再開できていない。流出情報が別のWebサービスへの不正ログインに悪用される恐れもある。 Webサービスにログインするために使うメールアドレスとパスワードが平文(ひらぶん)のまま480万件流出するトラブルが発生した。公表されている中では過去最大級となるログイン情報の流出だ。流出したログイン情報を悪用して様々なWebサービスへの不正ログインを試みる「リスト型攻撃」が増える恐れがある。 流出元は個人向けファイル転送サービス「宅ふぁいる便」だ。大阪ガスの完全子会社のシステムインテグレーター、オージス総研が運営する。1999年に大阪
PINとパスワードは何が違う? 意外と知らない「知識認証」のハナシ:今さら聞けない「認証」のハナシ(1/4 ページ) ほとんどの人が日常的に行っている、ログイン、サインインなどの認証作業。認証で利用したパスワードが漏えいして第三者からの不正アクセスを受けたりするなど、認証をめぐるセキュリティの問題は後を絶ちません。こうした課題を解決するには、サービス提供者側だけで対策するだけでなく、サービスの利用者も正しい知識を持っておくことが必要でしょう。 本連載記事では、認証の仕組みや課題、周辺の情報について、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。 連載:今さら聞けない「認証」のハナシ 専門用語が飛び交いがちなセキュリティの知識・話題について、「認証」関連分野を中心にできるだけ分かりやすく紹介します。 執筆は、業務用の「トークンレス・ワンタイムパスワード」認証サービスを提供する認証セキュリティ専門
カナダ最大の仮想通貨の交換会社の創業者が急死し、仮想通貨を管理するための根幹となる暗号を知っていたのがこの男性1人だったことから、11万人以上の顧客が日本円でおよそ200億円相当の資産を引き出せない状況となっています。 カナダやアメリカのメディアによりますと、外部と遮断されている状態からネットワークにつなげて、ビットコインなどの仮想通貨を引き出せる状態にするための暗号を知っていたのがコットン氏だけで、妻が雇った専門家もアクセスできなかったということです。 このため、11万5000人の顧客は1億9000万ドル(日本円でおよそ200億円)相当の資産を引き出せない状況となっています。 会社側は、カナダの裁判所に破産手続きの開始を申し立てたことを明らかにし、妻はコットン氏の死亡診断書を裁判所に提出しましたが、ネット上ではコットン氏の急死や、会社の対応への不信感が広がっています。 メディアは「カナダ
井二かけるの追い解説 今回の漫画のテーマは、ITエンジニアの間でしばしば批判される「後続メールでのパスワード別送」です。 ここでいう「後続メールでのパスワード別送」とは、メールで添付ファイルを送付する際、添付ファイルをパスワード付きzipとし、後続メールでパスワードを送付するという方式です。 現在、情報セキュリティ対策の一環として、「後続メールでのパスワード別送」を採用する企業が数多く存在します。漫画のようにパスワード別送をシステムで自動化している企業も少なくありません。 では「後続メールでのパスワード別送」は何が問題なのでしょうか。代表的な2つの点を挙げます。 1.後続メールでパスワードを別送しても、セキュリティはほぼ向上しない 電子メールはその仕組み上、基本的に相手に届くまでに複数のサーバを経由します。メール送信にTLS/SSLを用いても、暗号化が保証されるのは自分が使用しているメール
アメリカのフェイスブックから大量の個人情報が流出した問題で、日本の利用者に、実際にフェイスブックで使っていたパスワードが記された脅迫メールが送りつけられていることがわかり、警視庁が注意を呼びかけています。 こうした中、日本の利用者に脅迫メールが送りつけられるケースが起きていて、このうち都内の40代の男性は16日昼すぎ、「ポルノ動画を閲覧している姿をウェブカメラで撮影した。拡散されたくなければ3000ドルをビットコインで支払え」などと英語で書かれた脅迫メールが届きました。 このメールはロシアのメールアドレスから送りつけられていて、本文にはフェイスブックでしか使っていなかったパスワードが記されていました。 こうした脅迫メールと情報流出との関係はわかっていませんが、インターネット上には同じような脅迫メールが届いたなどとする投稿が複数見られ、警視庁もこうしたメールが届いた際はパスワードを早急に変更
いやー、来るんですねー。2通目なんだけど。 ybb.ne.jpは昔から使っているYahooBB!(東京めたりっくが買収されたので仕方なく…)のアカウントですね。 一部伏せ字です。 こんにちは! あなたは私を知らないかもしれませんし、なぜあなたはこの電子メールを受け取っているのだろうと思っていますか? この瞬間、私はあなたのアカウント(xxx@ybb.ne.jp)をハッキングし、そこからメールを送りました。 私はあなたのデバイスに完全にアクセスできます! 今私はあなたのアカウントにアクセスできます! たとえば、xxx@ybb.ne.jpのパスワードはxxxです 実際に、私は大人のvids(ポルノ資料)のウェブサイトにマルウェアを置きました。あなたは何を知っていますか、あなたはこのウェブサイトを訪れて楽しんでいました。 あなたがビデオクリップを見ている間、インターネットブラウザはRDP(Rem
本物のパスワードを突きつけ「アダルトサイトの閲覧履歴を暴露する」として金銭を要求する脅迫メールが相次いで確認され、民間のセキュリティー機関では闇サイトなどに流出した情報を何者かが悪用していると見て注意を呼びかけています。 メールの題名と本文に、受信した人が実際に使っているパスワードを記したうえで、英語で「アダルトサイトの閲覧履歴を暴露する」などと脅し、十数万円相当の仮想通貨を支払うよう要求しています。 被害はまだ確認されていませんが、中にはすでに使われていない古いパスワードが書かれていたケースもあったことから、何者かが企業などから流出した顧客のメールアドレスやパスワードを闇サイトで入手するなどして脅迫メールを送りつけていると見られています。 JPCERTコーディネーションセンターの佐々木勇人さんは「メールが送りつけられても、決して取り合わず、速やかにパスワードを変更してほしい。どこから情報
流出したID、パスワードのリストを使い、別のサービスへの不正ログインを行うリスト型アカウントハッキングの被害が相次いでいる。ミクシィは6月17日、SNS「mixi」がリスト型アカウントハッキングを受け、16日までに26万3596アカウントが不正ログインにあったと発表した。不正ログインの試行回数は430万回にのぼったという。17日時点でも攻撃は継続中で、対象アカウントは拡大する可能性がある。 疑わしいIPアドレスからアタックを受けたのは5月30日。6月2日にユーザーから問い合わせを受けて調査した結果、不正ログインを確認した。現時点で、課金やmixiポイントの不正利用などの被害は確認しておらず、同社システムではクレジットカード情報は保有していない。 不正ログイン対象ユーザーのうち1か月以内にmixiにログインしているユーザー7万8058アカウントには、mixiメッセージでパスワードの変更を依頼
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