英国のチャールズ国王は7月17日、総選挙後初の議会の開会に合わせ、政府の施政方針演説を読み上げた。英国では君主が政府方針を読んで新たな会期を迎えるのが慣例となっており、演説の内容は、スターマー首相率いる労働党の新政権が用意した。 新たな労働党政権の人工知能(AI)やサイバーセキュリティに関する計画は、テック業界から広く歓迎されている。国王の今回の演説は、AI関連の法案の早期の制定を約束する内容ではなかったが、政府は「最も強力なAIモデルを開発する者に対して適切な法的要件を確立するための立法を目指す」と述べている。 労働党は以前、「最も強力なAIモデル」を構築するAI企業に対して拘束力のある規制を導入すると述べていたが、その立法が具体的にどのようなものになるかは、まだ明らかになっていない。 「私たちは、政府が目指す法律が具体的にどのようなものになるのか、詳細が明らかになることを期待している。