総務省の「利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会 プロバイダ責任制限法検証WG」の第1回会合が、2010年10月18日に開催された。 同WGは、2001年に制定されたプロバイダ責任制限法が間もなく10年目を迎えることと、知的財産戦略本部が2010年5月にまとめた「知的財産推進計画2010」で見直しについて盛り込まれたことを契機として、現在の運用状況を検証して制度改正の必要性について検討するもの。同日の会合で事務局が示した資料には、複数の課題が記載されている。具体的には、(1)同法の取り扱う範囲(2)同法の運用基準について具体的に定めた「プロバイダ責任制限法ガイドライン」の内容(3)第3条に定められた「権利侵害情報の削除」の内容(4)第4条に定められた「発信者情報の開示請求」の内容――について検討するとしている。 同WGの主査は、東京大学大学院教授の長谷部恭男氏が務める
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