国鉄時代の特急の主力車両485系で、かつての姿を残す最後の車両が引退することになり、東北地方での記念の運行に、全国から大勢の鉄道ファンが訪れました。 JR東日本によりますと、仙台の車両基地に唯一、かつての姿のまま残されていた6両の1編成が老朽化に伴って解体されることになり、18日から記念の運行が始まりました。 JR仙台駅では出発式が行われ、詰めかけた大勢の鉄道ファンが、クリーム色に赤い帯の国鉄時代を象徴する車両を写真に収めていました。 岩手から来た男性は、「寂しいですが、これからは新幹線やエコ車両など新しい車両に頑張ってほしいです」と話していました。 300人の乗客を乗せた列車は、出発の合図のあと、福島県の郡山駅に向け走り始めました。 485系の記念運行は18日と19日の2日間、宮城・福島・山形で行われ、ヘッドマークを「ひばり」から「あいづ」や「つばさ」に変え、走るということです。 クリー