午前中、絵の仕事をしていると、N君より電話あり。 「今、テレビに街の草さんがうつってます!」 あわててスイッチオン。円広志がレポーターとなって武庫川界隈を訪ねていた。詳しい紹介はもう終わっていたのだが、店の映像は何秒間か流れた。いつもの街の草さんであった。 古書店街の草 兵庫県尼崎市武庫川町2-29 06-6418-3511 ということで街の草特集、といってもこれは二〇〇五年に撮ったプリント写真をスキャンしたもの。店の様子は今も基本的には変化していないと思う。本は変っているだろうが。 阪神電車武庫川駅。武庫川女子大の学生が多い。この駅やとなりの今津でドドドと乗り降りする。乗客がほとんど女子大生という車両に乗ったこともある。
こんなのつくってみましたがどうでしょうか。 TYPE RHYTHM presents『エレメントで見分ける明朝体』其の一:ヨコ画・タテ画編 書籍を読む時は内容より先に何の書体で組まれているかが気になってしまう。 電車に乗ると、広告のビジュアル的なことよりも使われている書体が気になってしまう。 知らない書体を見かけるとすぐに調べたくなる。 など、文字に興味を持つようになるとこれらの症状がでてくると思います。それで、「ああ、ここではこの書体が使われているんだな〜」なんて思ったりするのですが、例えば明朝体の場合、みなさんはどのように書体を見分けているのでしょうか。 骨格や組んだ感じ、ある特定の文字を見てなどいろいろと判断材料はあると思いますが、私は明朝体の場合、エレメントで判断しています。明朝体ってどれもよく似ていて判断しづらいと思われるかも知れませんが、エレメントを見ると割と簡単に判
6月27日のエントリ、「追加字種と部分字体が衝突する現行の常用漢字」のつづきです。たくさんのご意見、感謝いたします。以前のものより少しはまともになったのではないでしょうか。 「竜」と「龍」は、前者が南北朝までさかのぼる字体なので、新旧の字体とは考えませんでした。とにかく、いわゆる康煕字典体の定義そのものが一意に定まらないので、どうしてもこういう対照表はむずかしいですね。一覧表ではなく、あくまで一例を並べたものとしてご覧いただければ。 ひとまず基本的に「明朝体活字字形一覧」を参照して判断していきました。したがって、例えば「獎」はここでは取り上げないことにしました。 ※追記:Unicodeさんのご指摘を受けて修正したものに差し替えました。
トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 「印」の偏の縦線は明朝体でも教科書体でも下に出る。 「北」では明朝体は縦線が下に出るが教科書体では出ない。 伝統的な楷書では「印」の偏の縦線が下に出ない。 学校で教わる「印」の書き順はこうなっている。 学校で教わる書き順でボクも書いてみたが、これだと縦線が下に出る。 伝統的行書で書き順を確認してみた。 伝統的楷書や行書ではこのような書き順になっているようである。 しかも一画目の線の方向も左から右に書く。 この書き順で書けば、「印」の偏の縦線は下に出ない。 学校で教えている「
芝野先生講演会「電子翻刻における「読み」と「見たまま」」開催 - 日本語練習中 「JIS漢字コードが符号化しているのは、社会に通用してきた「文字」である。その中で「ケ」のような形をしたものには、「け」と読む片仮名と、「こ」「か」「が」と読む漢字がある。異論もあるが、青空文庫の作業では、その立場をとる。実作業では、底本の文脈を読み、入力対象がどちらかを見きわめて、対応するコードを入れよう。」 もう一方からは、「JIS漢字コードは、「文字の種類」と「形」の組み合わせのみを規定している。「ケ」の形をしたものは、JISには、大小二つのパターンが、片仮名のみにある。底本の「ケ」のような形をした文字は、この大小の差異をキーとして、どちらで入れるか決めるべきなのだ。」とする、「見かけ」を重視する立場が主張されました。 このやうに列挙すると青空文庫が何か特別な挑戦をしてゐるやうな気がするけど、次の表をみる
京都での気鬱な会合の前に、市内を散策してみる。さすが千年のみやこ、「都」という漢字がどこにでも書かれている。東京からの新幹線の車内で座席を立とうとする時点で、その電光掲示板に、次の停車駅は「京都」と表示が出る。これがドット文字ながら、明朝体風であり、やはり日本を代表する車両に出るその地名にふさわしく、惚れ惚れするような実に見事なバランスに仕上がっている。 前から京都を歩くたびに、気になっていることの一つが、その「都」という漢字のとある姿だ。それは、「東京」は昔、「東亰」と書かれ、トウケイと読まれた、という通説とは関係がなく、「都」に点のある、いわゆる旧字体かどうか、ということでもない。 その「都」の気に掛かる姿とは、「都」の「者」の部分の「ノ」の起筆位置の低さである。今回は、2時間くらいの間に、10種類以上の品々で、その字体と邂逅した。それは、街中の看板や自動車のナンバープレート、はては路
トナン・大熊肇の(ほぼ文字についての)覚え書きです。 充分に検証していないこともありますので、眉につばをつけてご覧ください。 連絡先:hajimeアットマークtonan.jp(「アットマーク」を「@」に変えてください) 『文字の骨組み』2刷の間違いとご指摘 『文字の骨組み』初刷の間違いとご指摘 『文字の組み方』訂正箇所 平凡社の社名は多くの場合このような字体で、書体は明朝体で印刷されることが多いようです。 「平」の点が「ソ」の形ではなく「ハ」の形です。 このように『康煕字典』と同じ字体です。 ということは康煕字典の字体で表記することに拘っているのかというと、そうでもありません。 「社」は『康煕字典』ではこのような字体ですから、「平」の点の形だけに拘っているようなのです。 平凡社から出版された本に上のようなものを発見して驚きました。 何に驚いたかというと、「平」の点が「ソ」の形ではなく「ハ」
メイリオの「欝」は、なぜ全角じゃないのだろう。FontForgeで見ると、「欝」の幅は2069(下図)。全角の(たとえば「鬱」の)幅は2048だから、それより微妙に値が大きい。 いつもここに載せているような表をInDesignで作っていて、オーバーフローしたので原因を調べたら、この字のせいだった。他に類似の例があるかどうかは確認していない。
はてな訪問うごメモ記帳 - ココロ社さま来社!「漢字のなりたち〜♪」編 記事の内容からして別に子供向けだというわけでもないのに*1、新ゴではなく学参新ゴ。 *1:子供向けだとしても学参はどーよ、と思いますが。個人的には。
土曜日の「パソコン練習中」で毎日レタリングをしていた頃のことを思い出したので,久々にレタリングに関する本を読んでみました。 高校のとき使っていた,『新レタリングの書き方』(田中正明,立石雅夫著,1991)のページをめくると,「おお,懐かしいー」というのが第一印象だったのですが,よく見ると見本となっている印刷活字は写研の書体ばかりだということに改めて気づかされました。 最近はどうなっているのかと思い,『新編 書体サンプル集』(財団法人実務技能検定協会編,2006)を見てみたのですが,やはり全て写研。印刷の活字やパソコンのフォントはかなり様変わりしましたが,レタリングの頂点は今も昔も変っていないようでちょっと安心しました。 ところで,昨年受験したDTPエキスパートの更新試験に文字の部品に関する問題が出たのですが,私が調べたものと呼び方が若干違っていて少し気になっていました。『20代デザイナーの
瓜生忠夫編『ビルマ戦記』(教養社、一九四四年三版)。カバーがあるはずだが、失われている。天神さんで、百円。瓜生忠夫(うりふただを)は北野中学、東大文学部から日本映画社に入社、脚本や映画論を執筆している。 まず何と言っても文字に惹かれた。高橋錦吉を連想させる手書き明朝体だ。デザイナーの記名なし。次に数多く入っている写真も悪くない。クロースアップの多い FRONT ふうというか LIFE ふうである。 しかしこれを買う決め手は遊び紙に貼られていたレッテル。「阪神電車直営/阪神マート」。阪神電車は一九〇五年に大阪(出入橋)~神戸(滝道)間を開業した。翌年、梅田まで延長。一九三三年には商業施設「梅田阪神マート」を梅田駅に設けている。このレッテルのすぐ下のところに「20. 12. 7」と書いてあるが、昭和二十年十二月七日という意味だろうか? 本文では林田重雄の「カメラ従軍記」がなかなか迫真。 《ピン
以上,『表外漢字字体表』例字字形に関して考察した。これをまとめれば,例字文字は平成明朝体を採用した。『表外漢字字体表』建前としては,『常用漢字表』を引き継ぎ,デザイン差について,きわめて広範囲に定義しているように見える。しかしその一方,デザインレベルで標準の平成明朝体の字形を変更した。この字体表は「印刷標準字体」としての性格を持ち,したがって字形の細部まで関心が集まるにも関わらず,その理由については,同字体表上でまったく触れられていない。さらに,この変更された差異が「印刷標準字体」としての拘束条件になるかのような誤解を助長する可能性がある。すでに,この字形に引きずられた字形デザインを行った漢和辞典が出現している。といったところであろう。しかし,この変更によってデザイン統一がなされ,模範的な例字字形を提供したのであれば納得もできる。だが実態はそうでもないのである。 『表外漢字字体表』には「
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魚魚工房は、日本三景・天橋立の程近く京都北部の海の見える水族館「丹後魚っ知館」(令和5年5月30日閉館)で生まれました。 工房のメンバーは水族館の飼育スタッフ、魚と海の研究者、魚が好きで日ごろから何かと魚たちと縁のある者というユニークな構成で、「魚魚(とと)あわせ」に代表される品々は、そのメンバー達の知恵と情熱の結晶です。
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