http://www1.ocn.ne.jp/~kanamozi/hikari942-0202.html 最近、意外とアクティブなカナモジカイだが、新常用漢字表にもコメントを出したやうだ。さう言へば、戦後、表音文字化への出発点として当用漢字表制定を積極的に推進した勢力にカナモジカイも加はってゐたから、全く無関係とは言へない。 3.パソコンなどの 情報機器を 利用すれば、テガキは できない ような むずかしい 字でも 比較的 たやすく つかう ことが できる。 それは タシカで ある。 だが、その ことを 字数を ふやす 理由に するので あれば、それらの むずかしい 字は テガキを する バアイには つかう 必要の ない ことと すべきで あろう。 ヨミカキに 関する 各種の 調査結果を 直視し、教育現場などの 意見を スナオに うけとめる ならば、テガキが できる ことを めざすのは、10
第35回漢字小委員会、議論の焦点は許容字体の示し方 - もじのなまえ、Uploader やはり、紛糾してゐるやうだ。私はこの件に関しては中立である。といふのは、常用漢字表の字体もJIS漢字コードの字体もどちらも支持しないから、どうでも良かったりする。JIS漢字コードが過去において行った字体改竄の歴史を知ってゐれば、新常用漢字表の字体統一派だって十分筋が通ってゐる。結局、自分達の世代が、過去を無視して字体を勝手に改竄できるといふ思い込みがある点ではどちらも五十歩百歩だったりする。個人的には、字体表には全く期待してゐない。音訓表の審議に期待してゐる。 審議を期待と言っても、大幅に採用されることはないだらうが、多くの人が延べ数で1000件以上も提案したことは大きな意味を持つ。それだけで資料価値がある。日本語の文章にとって、漢字は音訓を具へて自立語に使用されることで、重層的な意味合ひを与へてくれる
「BBQのウマさマズさ」問題 - 日本語練習中 コトノハ - 「ヶ」は漢字 「ヶ」とは何か?といふ問題に関して出典が見つかるのを待ちたいと思ふが、ネットのアンケートでは、現代人の感覚として「ヶ」を漢字として捉へる人が多いやうだ。 http://sumomo.sakura.ne.jp/~aozora/mushitori_logs/mushitori.cgi?mode=view;Code=15 明治時期は、「ゃゅょっ」を含め、出版物で小書きの仮名を使用する習慣は余りなかったので、手書き原稿が小書きの「ヶ」でも印刷の都合で「ケ」にされた場合もある。また、「ヶ」を片仮名と認識する人が増えたのは、文字コードの影響だと思ふ。文字コード制定以前に、印刷の専門家以外が片仮名と認識してゐたとは思へない。その専門家達も便宜上「ヶ」を片仮名の位置においてゐただけで、学問的に片仮名か漢字か否かといふ議論には関心は
ケヶ个の何だらう - 日本語練習中 現場において、このやうな苦労があるのは非常に分かる。しかし、「ヶ」は本来漢字であり、片仮名の位置に符号化してしまったのがボタンの掛け違ひであった。「ヶ」と似たやうな成立過程を持つ「匁」も立派に漢字として扱はれてゐる。そして「ケ」といふ形状に対しても、片仮名だけでなく漢字としての符号値も与へるべきであった。「A」「Α」「А」、これらの3つの「A」は、それぞれ、ラテン文字、ギリシャ文字、キリル文字であるが、見かけ上は区別できないにも関らず、違ふ符号値を持ってゐる。 芝野さんは、言ふまでもなく、文字コードの専門家である。さう言ふ事例を熟知してゐるにも関らず、形状による区別を強調するのは、JISX0213において、収録するための符号値が足りなかったといふ「本当の理由」をはぐらかしてゐるとも勘繰られかねない。その理屈で行くのなら片仮名の「ニ」と漢字の「二」を区別す
芝野先生講演会「電子翻刻における「読み」と「見たまま」」開催 - 日本語練習中 「JIS漢字コードが符号化しているのは、社会に通用してきた「文字」である。その中で「ケ」のような形をしたものには、「け」と読む片仮名と、「こ」「か」「が」と読む漢字がある。異論もあるが、青空文庫の作業では、その立場をとる。実作業では、底本の文脈を読み、入力対象がどちらかを見きわめて、対応するコードを入れよう。」 もう一方からは、「JIS漢字コードは、「文字の種類」と「形」の組み合わせのみを規定している。「ケ」の形をしたものは、JISには、大小二つのパターンが、片仮名のみにある。底本の「ケ」のような形をした文字は、この大小の差異をキーとして、どちらで入れるか決めるべきなのだ。」とする、「見かけ」を重視する立場が主張されました。 このやうに列挙すると青空文庫が何か特別な挑戦をしてゐるやうな気がするけど、次の表をみる
少し前の情報だが、面白い。 チャンギ日記(http://www.geocities.jp/janggijp/2009-05.html#D07-2) 「ヤムオエナイ」といふ表現を書きとめるときは「やむをえない」「已むを得ない」(「止むを得ない」も可)であって、「やむおえない」とは書けない。語源上も辻褄が合はないし、既に定着した表記「已むを得ない」が存在してゐるので、それに従ふのが道理だ。しかし、人間には「ヤモエナイ」と発話する自由はある。そして、書き言葉にはその発話を書きとめる義務がある。となると、「ヤモエナイ」に定着した仮名遣ひが存在しなければ、発話通り「やもえない」と書くことになる。この場合でも「エナイ」の語源が「得ない」であることは容易に推測できるので、「え」の部分は「へ」や「ゑ」にはならない。 もし、仮に「アッテルダロ」と発話されたら、書き言葉はそれを書きとめねばならない。「アッテイ
新常用漢字表に對して應募された意見公募の寫しをネット上から集める。(敬稱略、略字現代假名遣ひのまま、原則五十音順) ネットでは思ったほど集まらなかった。應募者の中には、個人情報が特定されるのを嫌って、ネットに載せない人もゐるので、實際はもっと應募者の數は多いだらう。かく言ふ私も意見公募を送ったが、資料内容からほぼ個人が特定できるので、ネットには載せてない。三鷹市や松浦市のやうに「鷹」を常用漢字に入れろといふ程度の意見なら個人情報は特定されないが、私はまとまった分量の報告書を送ってゐる。 小形克宏 (http://d.hatena.ne.jp/ogwata/20090417/p1) 漢字・韓国語・中国語が好きな福岡人 (http://blog.livedoor.jp/cjk_euc_unicode/archives/1011923.html) 小池和夫 (http://koikek.sees
略字、正字の順番。空白は對應する正字がJIS第1・2水準に入ってゐないもの。 001-010 万萬 与與 両兩 並竝 乗乘 乱亂 予豫 争爭 亜亞 仏佛 011-020 仮假 会會 伝傳 体體 余餘 併 価價 侮 倹儉 偽僞 021-030 僧 免 児兒 党黨 円圓 写寫 処處 剣劍 剤劑 剰剩 031-040 励勵 労勞 効效 勅敕 勉 勤 勧勸 勲勳 区區 医醫 041-050 卑 単單 即 厳嚴 参參 双雙 収收 叙敍 台臺 号號 051-060 喝 営營 嘆 嘱囑 器 団團 囲圍 図圖 国國 圏圈 061-070 圧壓 堕墮 塀 塁壘 塚 塩鹽 増 墨 壊壞 壌壤 071-080 壮壯 声聲 壱壹 売賣 変變 奥奧 奨奬 嬢孃 学學 宝寶 081-090 実實 寛 寝寢 対對 寿壽 専專 将將 尽盡 届屆 属屬 091-100 層 岳嶽 峡峽 巣 巻卷 帯帶 帰歸 庁廳 広廣 廃廢
少し古い話だが、。 MEDO 人名漢字 (2007/02/11) (http://www.medo.jp/kname.htm) ≪追加人名用漢字(案)から削除された88字≫ 乞 仇 剃 剥 厭 叩 叱 吊 吠 呆 呪 咳 唾 咽 喉 嘘 噛 嚢 垢 塵 妓 妬 妾 姑 姦 娼 嫉 尻 屍 廓 弄 怨 怯 悶 挫 掻 斬 歪 洩 淫 溺 潰 煽 爺 牝 牢 狐 狗 狙 狸 狽 疹 痔 痕 癌 禿 糞 綻 罵 股 脆 脊 腫 腺 腿 膝 膿 苛 萎 蔑 蕩 蚤 蛙 蛭 蜘 蝕 蟻 覗 誹 讐 賂 賭 贋 顎 餌 骸 髭 鼠 「戸籍法施行規則等の一部を改正する省令」(平成16年法務省令第66號)について――所謂「人名漢字」の問題 (http://members.jcom.home.ne.jp/w3c/kokugo/rekishi/JinmeiyouKanjinoHanninominaoshi.h
相変はらず、簡体字の調査をしてゐるが、漢字を検索するときピンイン順は非常に不便である。日本語の読みさへ分からない漢字が多いのに、ピンインの読みなんて分かるはずもない。漢字といふ文字は音声から独立した文字だから部首や筆画など字形から判断できるインデックスで並び替へるべきである。その点、ユニコードの並び順は部首順であり、非常に優れた選択であつた。ユニコード順で並び替へるだけで大半の漢字がどこにあるか見当が付く。一部、通用の漢字辞典と異なる部首に分類される漢字もあるが、ユニコードの方が、字義に影響されず、純粋に字形で分類する傾向が強いので逆に合理的かも知れない。 しかし、簡化字総表と言ひ、異体字整理表と言ひ、常用漢字表と言ひ、表音主義者がいかに漢字の本質を理解してゐなかつたか分かる事例である。(逆に「漢字の本質を理解してゐる表音主義者」といふ表現は矛盾してゐる。)ピンイン順や五十音順で並べられた
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