「ネットワーク最前線」では,IPv4アドレス枯渇とIPv6移行をテーマとしたネットワーク関連の最新技術を展示する。また,最先端のAR(Augmented Reality:拡張現実)システムを,実際に触って試せるデモも用意する。 ITpro EXPO恒例の「ネットワーク最前線」。今回は大きく二つのテーマを掲げている。一つが「IPv4アドレス枯渇/IPv6移行」,もう一つが「AR(Augmented Reality:拡張現実)」だ。 IPv4アドレス枯渇/IPv6移行の最新対策 IPv4アドレスは早ければ2011年にも割り当て可能なアドレス・ブロックがなくなってしまうと言われている。そこでネットワーク最前線のIPv4アドレス枯渇/IPv6移行ホットステージでは,IPv4アドレスの枯渇に備えた最新の技術を紹介する。ポイントはIPv4ネットワークとIPv6ネットワークが混在する環境での対策だ。 A
ことばの研究 高校3年生は、「新・常用漢字」をどのくらい読めるか(2) 〜「全国高校3年生・漢字認識度調査(11,000人回答)」分析報告〜 2009年11月「放送研究と調査」 2009年10月「放送研究と調査」に掲載された「(1)集計報告」の続稿。 国の「常用漢字表」を見直す「試案」に掲載された漢字について、353題の出題を全国の高校3年生1万1,000人余りが回答し、新たに漢字表に加わる191字を試案の範囲内の音訓で使った265題や、試案で新たな漢字表に加わらなかった字や音訓を使った84題などの回答を分析した。 追加される191字について、試案に掲載された音訓を使う出題は、80%以上の高い正答率のものも多かったが、高校3年生の半分以下しか読めない字も少なからずあった。たとえば「領袖」「陶冶」「進捗」「招聘」「忌憚」「痩身」「間隙」などは、正答率は10%未満である。視聴者全体にとっても
交渉ごとというのは要するに、「相手に何かをあきらめてもらう」必要が生じたときに発生するものなんだけれど、相手のあきらめを促す手段として、「ものすごい火砲」を見せるやりかたと、「分厚い装甲」を見せるやりかたとでは、交渉の質が異なってくるような気がする。 火力にできないこと 現代戦は「ミサイル」が主役になるから、分厚い装甲を装備したところで効果は薄くて、今の戦艦は、案外装甲が薄いんだという。それとはまた、理由は異なるのだろうけれど、民兵の武器はせいぜいライフルぐらいだから、「今の時代、戦車は不必要で、装甲車で十分」なんて議論もあるらしい。 状況を支配している軍隊に、ライフル程度の武器で戦いを挑んだところで、彼我の火力差をひっくり返せないのなら、勝負にならない。戦うことは無意味だから、理屈の上では、味方に圧倒的な火力があるかぎり、相手の武器に見合った装甲を持っていれば、戦いに負けることはないし、
■ベッドタウンで、通もうなる濃い品揃え 新宿から小田急線急行で30分、新百合ヶ丘はベッドタウンとして開発された街。駅前には大型ショッピングセンターが建ち並び、4軒の書店が競合している。その中で、あゆみブックスは文芸・人文・アートの濃い品揃えに定評がある。この店のピークは夜8時から10時。会社帰りに立ち寄る常連客も多い。郊外駅前店ならではの棚づくりを大野店長にお聞きした。 大野店長は前職がディスカウントショップ店員という異色の経歴の持ち主。交通事故に遭い、「ヒマなときに本が読める」と、リハビリ気分で山梨の書店で働き始めたところ、いきなり人文担当に指名されたという。リハビリ気分もぶっ飛んだ。 「初めてだからわかりませんって言うのが悔しくて、目録を読んだり、『ブックマップ』を購入して勉強しましたね」。もともと中学時代から『objet magazine 遊』を読み、芝居や音楽に傾倒していたからか、
命名・「やられWebアプリケーション」(仮) 構築したWebアプリケーションがセキュアかどうかを確かめる方法として、疑似的に攻撃を行うことで問題を発見する「脆弱性診断」があります。脆弱性診断は専門業者が実施することがほとんどだと思いますが、あなた自らが脆弱性診断の技術を身につけることで、セキュアWebアプリケーションについての理解が深まるとか、自社内で脆弱性診断ができるようになるといったこともあるかもしれません。 脆弱性診断の技術を身につける過程では、脆弱性を見つける手法を試したり、診断ツールを試したりする必要がありますが、診断といえど攻撃と同様のことを行うので、気軽に実稼働環境で実験するわけにもいきません。ましてや、他人や他社のWebサイトで試すなどはもってのほかです。 そこで、わざと脆弱性を持たせたWebアプリケーションと、それを動作させる環境が必要になります。 このような環境をわざわ
すっきりとあか抜けしているさま。 俗っぽくなくしゃれているさま。 「瀟洒」というと、マンション・ホテル・邸宅・館など、建物のイメージが浮かびます。 例題に「瀟洒な身なり」とあるように他にも形容できるのでしょうが、あまり建物以外の表現を見聞きしたことがありません。 ちょっとおもしろい現象だなと思いました。 「瀟」ショウ 1、清くすがすがしい 2、風雨がはげしいさま 「洒」シャ・サイ 1、すすぐ。水をかけて洗う 2、さっぱりしている 見ても書けない難しい漢字の「瀟」は「瀟洒」以外にはほぼ使われていません。 「洒」のつく熟語には、「洒脱」「洒落」があります。 ・洒脱(しゃだつ) 俗っぽくなく、さっぱりしていること。あかぬけしていること。 「瀟洒」に贅沢で華美なイメージを持っていましたが、「瀟洒」は「洒脱」とよく似た意味だったんですね。 「洒落」は、「しゃらく」と「しゃれ」の読みがあります。 ・洒
2月の円盤ライダー公演の脚本の準備を進める。 おおまかなプロットはできてるけれど、今回の芝居は、細部が重要なのだ。 細部が本体、と言ってもいい。 さてどうするかな。 タイトルも、細部を感じさせるものにしたい。 折り紙小説は……じわりと進んではいる。 あまり時間をかけすぎたために、逆に自信をなくしそうだが、 ふんばって、濃いものにしたい。 来年の夏にやる芝居のキャスティングが進みつつある。 キリンを試作してる。 キリンは、まつ毛が大切。 しかしなかなか、思う形には、まだなってない。 年内にやる可能性の高い次の個展で、 「大きな紙で折った作品」を折ろうかとも思っていたが…… どうも、やはり、大きな紙で折るのは、「違う」感じがしてきた。 折り紙は、紙が僕の指と会話して発生してゆくものだし、 それに、 折り紙は、人が「細部」に自ら接近してゆくことこそ、重要なのだ。 細部が本体なのだ。 大きな作品を
この連載も、早いもので丸2年、合計で50回目を迎えた。何とか続けてこられたのは、中身にかかわる情報や温かな感想を寄せて下さる読者の方々や、ほぼ隔週で、しかも書きたいように書くことを許して下さる担当の方のお陰かもしれない。 さて、後期が始まり、学生たちの肉筆に再び直面する。 とくに新規登録の受講者たちは、いろいろなことばで挨拶を書いてきてくれるものだが、そこにしばしば付け加えられるのが「よろしくお願いします」というたぐいの常套句的な文言である。そこでは、「よろしく」という部分に漢字を交えた場合、ほとんどの人たちが「宣しく」と手書きしてくるのである。ここのところ少なくとも10人ほぼ連続してそうなっている。 「宣」は音読みが「セン」、「宜」は音読みが「ギ」であり、両者は字体がたまたま似ているが別々の漢字である。常用漢字表では、それらの2字に対し、いずれにも訓読みを与えていない。つまり、「宣」の「
相手に打ち勝つためでなく、むしろ様々な業種の人たちと「共生」していくために、 専門性という看板が役に立つような気がする。 握手をしないと始まらない 「何でもできる医師ははかっこいい」なんて、そういう価値軸に基づいた訓練を受けた大手民間病院の医師が、 大学に「帰還」して、「何でもできる」自分をそこでデビューさせることに失敗して、 そこから先がちょっと不遇になるという事例が時々ある。 こういうのはたぶん、「握手の失敗」なんだと思う。 人がたくさんいる豊かな環境、様々な専門技能に分化した、そのくせ「優秀さ」みたいな漠然としたパラメーターにおいては 似たような人たちが群雄割拠している場所に割り込んでいくためには、たぶん「見えやすい弱点」が必要になる。 頭を下げないと、新しい場所には入れない。「何でもできます」という人は、 「何かができない」人に対して頭を下げるための理由が発生しないから、 どこか新
TYPE RHYTHM presents『エレメントで見分ける明朝体』 其の二:ハネ篇 前回に引き続き、『エレメントで見分ける明朝体』。今回は「ハネ篇」です。 前回はおかげさまで多くの方からメッセージをいただくことができました。 皆様、本当にいつもありがとうございます。 ハネはハネもヨコ画やタテ画と同じようにそれぞれの特徴が出やすいエレメントだと思います。各明朝体の好き嫌いが分かれるところかも知れませんね。各フォントごとに、いちいち余計なコメントをつけていますが、お気になさらずに、長さや角度などを比較していただけたらと思います。 それではどうぞご自由にダウンロードして使ってみて下さい。 (pdfファイル/136KB/A4×2p) 【もしよろしければ…】 ダウンロード後、もしよろしければ、以下のフォームに入力後、送信してください。 これに関しては全く自由ですので、入力され
1、延べ広げること。 2、(文章・談話などに)説明を加えて判りやすくすること。 この言葉も知りませんでした。 例文としては、 ・憲法を敷衍して人権向上を図る ・環境負荷という観点で敷衍してみようと思う。 ・誤差が±5%で全体に敷衍できる統計 ・ノウハウの敷衍で防げた可能性のある事故 さて、「衍」はどんな意味をもっているのでしょうか。 「衍」エン 1、水が流れる 2、あふれる 3、ひろがる=延 「衍」の付く熟語でおもしろい発見だったのは、 「衍字」(えんじ) “文章の中に誤って入った余計な文字” これも馴染みのない語だと思うのですが、 対語が「脱字」と知ると、ホーっと思ってしまいました。 「衍入」「衍文」なる言葉もあります。 誤って挿入された文字・語句・文のことです。 これだけ copy&pastしまくりのワープロでの文書作成で、ミスも多いでしょうから「衍入」(えんにゅう)という言葉が飛び交
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