スイスのジュネーブ大などの国際研究チームは、私たちの太陽系に最も近い恒星系「ケンタウルス座アルファ星」で、地球ほどの大きさの惑星を見つけたと発表した。 18日発行の英科学誌「ネイチャー」に掲載される。恒星のすぐ近くを回っており、生物が存在できる環境ではないという。 ケンタウルス座アルファ星は、恒星が3個ある三重連星系で、地球から約4光年しか離れていない。欧州南天天文台が、星の光の波長変化を調べる高精度惑星探査装置をチリのラ・シヤ天文台に設置して観測した結果、3個のうち「B星」のそばに、重さが地球の1・13倍ほどの惑星が見つかった。恒星との距離は、地球―太陽の距離の25分の1で、3日強の周期で公転しているという。 最も近い恒星系でも地球大の惑星が見つかったことで、研究チームは、いずれ生物が住める環境を備えた地球大の惑星も見つかる可能性があると期待している。
2012年10月11日 アルマ望遠鏡が見つけた不思議な渦巻き星 - 新たな観測でさぐる、死にゆく星の姿 欧州南天天文台のマティアス・メーカー氏をはじめとする国際研究チームは、アルマ望遠鏡を使った観測で、年老いた星であるちょうこくしつ座R星のまわりに不思議な渦巻き構造とそれを取り囲む球殻構造を発見しました。赤色巨星のまわりにこのような渦巻き構造と球殻構造が一緒に見つかったのは今回が初めてのことです。また、今回初めてその渦巻構造の3次元情報を得ることもできました。 この不思議な渦巻き構造は、ちょうこくしつ座R星の周囲をまわる小さな星によって作られていると考えられています。この成果はアルマ望遠鏡の初期科学観測で得られたもので、10月11日発行の英国の科学誌「ネイチャー」に掲載されます。 ガスの渦巻き構造 世界で最も強力なミリ波・サブミリ波望遠鏡であるアルマ望遠鏡を使った研究チームが、赤色巨星
かつて火星には水があった! という研究は沢山あります。(ギズモードでも今年の2月にこんな記事を書いています。)だから火星人の可能性に期待できるわけです。 でも最新の研究ではまた違った見解がでてきました。火星に水があったという根拠になった粘土ですが、水によるものではなく溶岩によるものではないかというモノです。そうだとすると、火星に生物がいる(いた)可能性は低くなります。 以前は、火星の粘土地層は土壌が貯留水により相互作用してできた、あるいは熱水孔から吹き出した水によってできたと考えられていました。いずれにしても火星に水が大量に存在したと思われていたわけです。 しかし最新の隕石分析から、この粘土は水分を豊富に含んだ溶岩が冷やされた時にできたものであるという可能性がでてきました。この説を補強するために仏ポワティエ大学の研究者らが、ムルロア環礁(仏領ポリネシアの島)で採取した溶岩と火星の粘土の成分
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国立天文台によると、最も見やすいのは12日午後9時過ぎから13日未明にかけて。暗い所なら1時間に30個ほど、市街地でも数個程度は観察できそうだ。月の出は真夜中過ぎだが、大きく欠けているため、それほど観察の障害にはならないという。 同流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と共に「3大流星群」と呼ばれる。かつて彗星(すいせい)がちりを残した場所を、地球が毎年8月に通過するため現れる。流星が出現する放射点となるペルセウス座は、真夜中には北東のカシオペヤ座の下方にあるが、流星自体は空全体を広く見渡した方が見つかりやすい。 また、14日未明には、月が金星を隠してしまう「金星食」も、日本の広い範囲で観察できる。流星群を眺めた後に金星食を観察するという、二本立ての天体ショーが楽しめる。 国立天文台は、特設ホームページ(http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomen
欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)が公開した、「Cat's Paw Nebula(猫の手星雲)」(NGC 6334)の画像(2012年7月9日提供)。(c)AFP/ESO 【7月10日 AFP】欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)は9日、さそり座にある「Cat's Paw Nebula(猫の手星雲)」(NGC 6334)の画像を公開した。星が散りばめられた暗い宇宙を背景に、赤い雲状のガスが作る独特な形を捉えている。 この画像は南米チリのラ・シーヤ天文台(La Silla Observatory)のMPG/ESO2.2m望遠鏡が観測した画像と、アマチュア天文家のロバート・ジェンドラー(Robert Gendler)氏とライアン・M・ハナホー(Ryan M. Hannahoe)氏が0.4m望遠鏡で
【ワシントン=共同】米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関は11日、冥王星で5個目の衛星を発見したと発表した。直径はわずか10~24キロ程度とみられ、数十億年前に冥王星と他の天体が衝突した時の残骸と考えられる。ハッブル宇宙望遠鏡を使って見つけた。暫定的に「P5」と名付けられた。研究チームは、地球の月より小さい冥王星にたく
6月28日(木)の日没後、月、おとめ座のスピカ、土星の3つが、南西の空にほぼ一直線上に並びます。同じころには、火星をはじめとする3つの赤い星が作る大三角形も夜空に“共演”します。 ▽ 2012年6月28日 月と土星、スピカが並ぶ ▽ http://contents.kids.yahoo.co.jp/hoshizora/topics/20120628.html 天文情報サイト「アストロアーツ」によると、月齢9で約半分の大きさになった月の上におとめ座の1等星スピカが、その上に土星が並びます。スピカは純白色で、土星はやや黄色っぽいとのこと。アストロアーツのページでは、6月28日午後8時ごろの空の様子を予測したイメージ図を紹介しています。 また、この3つの天体を囲むように、赤い3つの星が大きな三角形を作る様子が見られます。西側に見えるのは火星、南側にあるのはさそり座のアンタレス、頭上にあるのはうし
5月21日朝に日本国内で観測された金環日食。月が太陽を隠し、地球に影を落とした様子を人工衛星がとらえ、写真を宇宙航空研究開発機構(JAXA)が公開した。 太陽観測衛星「ひので」は、燃える太陽の前を黒い月が通過していく様子をX線望遠鏡で連続撮影。衛星からは金環食ではなく部分食となったが、サイトでは日食連続撮影写真によるムービーを公開しており、月が太陽の前を横切っていく様子がよく分かる。 準天頂衛星「みちびき」のモニターカメラは、日食中に日本列島が月の影に入っている様子を高度3万7000キロから撮影。青い地球に月の影が落ちている。 関連記事 超高解像度な青い地球の写真、NASAが公開 NASAが打ち上げたばかりの観測衛星で撮影した最新の地球の写真。地上の地形や雲がはっきり分かる超高解像度だ。 5億以上の星が写った“宇宙の地図”、NASAが公開 赤外線探査衛星による多数の写真を組み合わせた“宇宙
科学者「宇宙人じゃなくて、月に宇宙人の痕跡がないか探そう!」2012.01.11 22:00 そうこ 宇宙人はきっといますよね。 この広い宇宙で未だ地球外生命体との明確な接触をしていない我々。こんな広い宇宙で他の生き物の存在が不明確なんて、生命が宿るこの地球はやはり奇跡の星なのですね。が、地球だけが唯一の奇跡だと言うのは、やはり傲慢ですよね。地球に生き物がいるんですから、宇宙のどこかには他にも生き物がいるはず。故に、科学者の先生達が宇宙人探そうぜって言えば、ですよねって感じなのです。 アリゾナ州立大学の教授で物理学者であり、宇宙学者でもあって、現在宇宙生物学を研究しているPaul Davies氏と、研究員のRobert Wagner氏が「月で宇宙人の痕跡を探す」という論文を発表しました。彼らの論点は、地球外生命体を探すのは難しいが、地球外生命体が存在する証拠を探すのは比較的可能なのではない
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