文章が書けない。長いのは特に書けない。二つ以上の文をつなげて何かについて書こうとすると、とてつもなく時間がかかる。ブログにひとつ記事を書くのに何時間もかかる。仕事で5行くらいの簡単な報告を書くのに30分以上かかるし、すごく体力を使う。 小学生の頃は一日中かけて、400字原稿用紙の半分も書けなかった。まず、ある文に続けて次の文をどう繋げたらいいかがわからない。読める文章をつくるには、文と文の間にはなにか接着剤のようなものがないといけない気がするのだけど、どうやるとくっつくのかがわからない。10分かけて一つ文を書いてみて、次の10分で考えたあげく書いた文を消すのを繰り返してた。夏休みの読書感想文が地獄だった。本の文章をほぼそのまま書き写すという技を覚えるまで、毎年泣きながら書いていた。中学生になると、その倍の量の文章を書かされるようになった。難解なジグソーパズルのようで、頭からひねり出した言葉