【4月30日 東方新報】中国のラッシュアワーのエスカレーターで、右側に人が立ち、左側は急ぐ人のために空けるという光景を目にすることが増えた。いつから「片側空け」がマナーとして見られるようになったのか。 広東省(Guangdong)広州地下鉄グループは、今後は片側空けを提唱しないと発表した。片側を空けることによって、エスカレーターの片側だけに負荷がかかり、エスカレーターの寿命を縮めているという。また、安全面からもエスカレーターを歩くべきではないとし、「急いでいるなら階段を使ってほしい」という。 北京地下鉄でも片側空けを提唱していた時期があったが、現在は「きちんと立ち、手すりにつかまる」ことを推奨している。しかし、多くの市民は無意識に片側を空ける習慣がついてしまっている。専門家は、「地下鉄事業者が宣伝と教育を強化するべきだ」と見ている。 ■95%で摩耗状態に偏り 広州地下鉄グループは、今回の発