東京都品川区の防災備蓄品で、使用期限切れのため業者に廃棄を委託した紙おむつなど約四千点の一部が、フリマアプリ「PayPayフリマ」や通販サイトなどで転売されていたことが分かった。 (市川千晴) 区防災課によると、台東区の男性から十一月五日、「購入した紙おむつに『平成26年度 品川区災害対策用品』という張り紙がついていた」と連絡があった。埼玉県戸田市のリサイクル業者がフリマアプリや通販サイト「ジモティー」「メルカリ」「アマゾン」で販売していた。区は廃棄を請け負った業者に約五百五十点を回収させた。 紙おむつなど約四千点は二〇一四年度に購入し、メーカー推奨の使用期限の約三年を過ぎたため、八月に区内の薬業協同組合に約五百八十七万円で廃棄と新規購入を依頼。組合は紙おむつ販売業者に廃棄を再委託し、販売業者はさらに江戸川区の運送業者に廃棄を委託した。
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