SHINO —シノ— 黒き魂の少女 (富士見ミステリー文庫)上月 雨音 富士見書房 2006-02-10 売り上げランキング : 96159 おすすめ平均 高校生向けかも Amazonで詳しく見る by G-Tools ストーリー 大学生の僕のところには、一風変わった人物が毎日のように訪れる。 支倉志乃。正真正銘の小学五年生の少女。黒い瞳に底知れない光を湛えた無口な少女は、自分の視点から見れば幼なじみというか、昔世話をしてあげた子供という所なのだろうけど・・・世間の人が見たら、一人暮らしの大学生の男のところに毎日のように通う彼女はどう見えるのだろうか・・・? そんな心配をしたくなるくらいには、志乃ちゃんは美少女だ。 しかし、志乃ちゃんはただの小学生ではない。その目と知性はいつも深淵と言える人の心の奥深くへと向けられていて、今日も彼女が興味を示したのは一つの不可能犯罪を扱った事件の一つだった
過去からの挑戦 自殺したはずの高校時代の元カノから届いた手紙。 九州の実家に帰った"僕"は、今回ばかりは志乃ちゃんに頼らずに、その事件と向き合うことを決意するが・・・。 大学生の"僕"と小学5年生の暗黒幼女の純愛ミステリ。 志乃ちゃん抜きって言いながら、結局、ついて来てる。 片時も離れたくないんですね、わかります。 単に頼りないお人好しなお兄ちゃんを放っておくと、確実にトラブルに巻き込まれると確信しただけかもしれんが。 どっちが保護者なのか、ときどきツッコミたくなります。 正月に実家に帰省した主人公の"僕"が遭遇した事件を、"僕"とは別の側面から追っていく志乃ちゃんですが、今回は事件を推理していくというか、出題されたなぞなぞを解いて出たヒントを辿っていくオリエンテーリングみたいな話でしたね。 正直、もっと志乃ちゃんの暗黒っぷりをみたかった。 "僕"の挙動不審は、いるはずのない志乃ちゃんがい
実家へと帰省した僕は年賀状の中に忘れもしない名前を見つけた。大薙詩葉。高校時代の僕の彼女、そして、今はもういない彼女からの年賀状を。帰省前に届けられた詩葉からの手紙には「お願いを聞いてください」そんな言葉が記されていて。そして、僕は彼女の死と向き合うために、彼女との思い出に区切りを付けるために、故郷に戻ってきていた。 僕のスペックがいきなり跳ね上がった感じがしますが、これは主人公補正? あるいは、志乃がいなければ意外にできる男なのかも? そんなこんなで、僕の過去の一端が明かされるお話。彼女持ちだったとは意外ではありますが、しかし、大学生活初めて志乃との関わりの中で巻き込まれた事件も半端でないですが、高校時代もバカにならない波乱の生活を送っていたんじゃないのかと。 詩葉という少女の存在は、作中で語られているように、すでに常人の枠をはみ出て、ずいぶんと万能感のある存在に昇華されているように思い
上月雨音(こうづき・あまね)の最新刊『SHI-NO ―シノ― 空色の未来図』(ISBN:9784829164105)を読みました。シリーズ第8作。 実家に帰省した〈僕〉宛てに届いていたのは,自殺した女の子からの年賀状。《死者からの手紙》の発信者は誰であったのか? という展開になりそうな出だしなのに,話はのっけから奇妙な方向へとシフトしていきます。それというのも年賀状の差出人たる彼女,大薙詩葉(おおなぎ・うたは)は《予知能力者》であったから。現在を生きる主要登場人物は,詩葉の妹であることり,詩葉の幼馴染みにして〈僕〉の親友である雄一郎,それに詩葉の母。関わってくる人物は限られているのに,《死者からの手紙》に加えて放火事件まで起こって問題は重畳的になっていきます。 そこへ尋ねてくるのが,志乃ちゃん,キララ先輩,真白たんの3人組。〈僕〉とは別行動を取っているけれども,彼女たちのために用意されてい
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
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