北海道夕張市が、選挙管理委員会のデスクトップ環境をUbuntu+OpenOffice.orgへと移行するそうです(SourceForge.JP Magazine)。 夕張市は財政再建団体として財政の建て直しを図っていますが、今回の導入もその一環で、民間払い下げの中古PCを活用することで費用の削減を図るそうです。国内自治体でジワジワとシェアが広がりつつあるOSSですが、今回の事例は、"くびき"であるオフィスソフト依存をOpenOffice.orgで取り払うことによるLinuxデスクトップへの移行である点や、既存のWindows環境との共存の成否など着目すべき点が多く、今後の展開を注目せずにはいられません。 これは同様に財政難にあえぐ自治体の動向にどのような影響を与えるのでしょうか。スラド諸氏のご意見はいかに。