森友改ざん問題「遺書スクープ」の裏側 ―著書『私は真実が知りたい』を読んでいると、財務省近畿財務局による公文書改ざんの件で自死した赤木俊夫さんの遺書をスクープした相澤さんと、遺書を提供した側の妻・雅子さんの信頼関係が築かれるまでに、かなり紆余曲折があったことが伝わってきます。 雅子さんと最初に会ったのは、'18年の11月27日です。彼女はその日の未明、深夜0時台に私へメールを送ってきました。 翌朝7時台にそのメールに気づくと、「赤木雅子です」と書いてある。すぐに「あの亡くなられた近畿財務局の人の奥様だ」とわかり、ものすごく驚きました。まさか、なかなか取材できない当事者から直接メールが来るなんて、まったく想定していませんでしたから。 それと同時に、やっぱり記者としての浅ましさが出て、「やった! これはチャンスだ、会える!」と思いました。その日のうちにお会いして挨拶したら、雅子さんはいきなり、
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