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ブックマーク / eulabourlaw.cocolog-nifty.com (134)

  • 退職勧奨とICレコーダー - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    経営法曹会議から『経営法曹研究会報』72号をお送りいただきました。 特集は「退職の合意をめぐる諸問題」で、「退職勧奨の限界(パワーハラスメントとの境界線」「退職の意思表示の撤回・退職の意思表示の瑕疵をめぐる諸問題」「希望退職募集に関する諸問題」「有期労働契約の更新上限特約・不更新特約をめぐる諸問題」という4つのテーマについて、報告・討議がされています。 このうち、最初の退職勧奨とパワハラの境界についての報告で昨年の日航空雇い止め事件(労判1041号)が論じられたのに関わって、司会の伊藤昌毅さんがこう述べているのが興味深いです。経営法曹という立場から会社側への注意事項として、 ・・・今はICレコーダーが非常に普及していますから、むしろ隠し録りされているのが当たり前と思っていないと、使用者側の対応としてはおそらくミスにつながりかねないだろうと思っています。 それに対して、しばらく前のICレコ

    退職勧奨とICレコーダー - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/11/24
    こういうのが、取り調べ可視化に反対する警察に、民間の側から同情というか共感というか、反対に賛同する勢力を育てているのかもね。録音録画されると都合悪いコミュニケーションしてる奴の多さと求められるコミュ力
  • 公共選択論の大罪または政治はなぜ嫌われるのか - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    岩波書店の伊藤耕太郎さんから、編集者として刊行に当たられたコリン・ヘイ著・吉田徹訳『政治はなぜ嫌われるのか ―― 民主主義の取り戻し方 ――』をお送りいただきました。いつも有り難うございます。 http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/9/0258690.html 先進デモクラシー各国で進む投票率の低下や政治家への不信感の高まり.それはなぜか.新自由主義による「政治」への攻撃やグローバル化に伴う国内政治の無力化,社会科学における合理的選択論の隆盛から政治学者の責任まで,さまざまなファクターを斬新な視点で検討し,「政治」の再生はいかにして可能かを探る.従来の「政治」観を刷新する,イギリスの新世代政治学者による注目の書. 日も、いやある意味では日こそが、いま現在進行中の政治芝居それ自体が、書をとてもとてもアクチュアルなものにしています。 という抽象的な言い方で

    公共選択論の大罪または政治はなぜ嫌われるのか - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/11/21
    「低投票率=政治不信」という理屈が全く理解できない。政治家がこの社会を大きく破壊するはずが無い~という信頼度だろ。平和ボケの証。戦後未熟な民主主義は「投票=信仰表明(政治家への帰依)」と錯覚したんだな。
  • 政治学者舛添要一氏の名言 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    「現代ビジネス」の「舛添レポート」というのは、もちろん政治家舛添要一のメッセージを示す場なのでしょうし、実際前半はそういう文章なのですが、後半にはいると、さすがに昔取った杵柄というか、政治学者舛添要一の片鱗がほのかに感じられ、かつて駒場で舛添ゼミにいたこともあるわたくしとしては、そこで読まされたが登場していることもあり、懐かしさから思わず引用してしまいました。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34036 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34036?page=2 「一億総白痴化」を推進するマスコミ 政治的リーダーシップについて、最近考えていることを少し書いてみたい。東大政治学の研究者になったときに、最初に取り組んだのがナチズム、ファシズムの研究である。数多くの文献にあたったが、その中でも印象に残っているのが、

    政治学者舛添要一氏の名言 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/11/18
    「「文明の 作法」を心得た政治家に」…だよねえ。中国敵視を公言するような政治家連中は、綺麗事では勝てぬとばかりに、中国と同じ無法を自分達も出きるようにしたがってばかりいて、情けなくなる。
  • だからそれがジョブ型 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    世間では「めいろま」さんで通っている谷真由美さんが「ロンドン電波事情」に「在宅勤務が可能な理由」というエッセイを書かれていますが、 http://wirelesswire.jp/london_wave/201211140824.html これは外国の働き方を知っている人にとってはあまりにも当たり前のことですが、何がどう違うかを極めて明確にかつ分かりやすく説明しています。 日の方から「なんで海外では在宅勤務が可能なんだ?!?!」と質問を受けることがあります。制度が違う、文化が違うと色々理由があるわけですが、個人的には最大の理由は個人の業務範囲が明確で、業績評価が成果物ベースであること だと思うんですよ。 つまり ー誰さんは何をやる ーいつまでにやる ーどれだけやる ー何を持ってできたとする ー確認は誰さんがどのようにやる ー約束した以上の成果がでたらいくらのボーナスを払う 「誰さんが、何

    だからそれがジョブ型 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    myogab 2012/11/18
    日本の経営者は馬鹿だなあ…と思うけど、社会保障の企業負担という正社員の隠れ給料を回収するために、非正規やサビ残から搾取回収し続けにゃならんという構造問題も。国が背負えば労働が自由公平になるだろうに…。
  • 「大学」だけは「職業」と無関係な件について - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    大学が多すぎるだの、いや先進諸国に比べれば少ないだの、議論が賑やかですが、問題は日国の学校教育法という立派な法律においては、なぜか高等教育機関のうち、「大学」という名前の施設だけは、「職業」という文字がないということだという指摘は、どこからもないようですね。 http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=1&H_NAME=%8a%77%8d%5a%8b%b3%88%e7%96%40&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=S22HO026&H_RYAKU=1&H_CTG=1&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 学校教育法(昭和二十二年三月三十一日法律第二十六号) 第九章 大学 第八十三条  大学は、学術の

    「大学」だけは「職業」と無関係な件について - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    myogab 2012/11/17
    と言うか、大学卒を採用条件にする企業が頓珍漢なんでしょう。トヨタのように、必要な人材を育成する学校を自前で作る流れが加速すれば、本当に学問に打ち込みたい者だけの機関に大学はなるだろう。
  • 「政策より政局」は「商品より営業」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    黒川滋さんのこれは、言えてる。 http://kurokawashigeru.air-nifty.com/blog/2012/11/111416-0629.html 普通は例外でしかありえないのですが、ダメ商品ばかり売り出すことで有名な会社の品物を、営業マンの人間性に惚れて買った、という顧客を増やすことを要求されているのが今の日政治の構造です。その営業マンは開発部門や製造部門に文句も言えない。ふつうに考えればダメ商品ばかり作っている会社は小さくなるのですが、日の場合、営業マンの人柄だけで政党が維持されているし、むしろ「意気込み」「決断」などという言葉で誤魔化されてきているわけです。 ついでに言うと、政治部ばかりがデカイ顔をしている新聞も、営業マンだけの政治を支えているわけか・・・。たまに、経済部や社会部のそれなりに分かった記者が「商品」の解説をするけれど、売れ行きにはほとんど影響して

    「政策より政局」は「商品より営業」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    myogab 2012/11/16
    政治家は、既得権で恒久的保身しか考えない者。政治屋は、政策を売る者。では、この営業マン議員は何と呼ぶべきか。
  • いかにもわるものみたいなわるもの - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ネット上で評判になっているという話は目にしたものの、無視した方がいいと思ってたのですが、シジフォスの水谷研次さんが取り上げて、しかも「ブラック企業経営者の音が実に良くわかる」とまで持ち上げているので、ちょっと水を掛けた方がいいかなと。 http://53317837.at.webry.info/201211/article_1.html http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121030-00000301-bjournal-soci 確かに、世の中にはこういう経営者もいるでしょう。でも、それがブラック企業という現象の中核だと思ってしまうと、やはりまずいと思うのです。 はっきり言って、ここに(ややカリカチュアライズされた形で)描かれている姿ってのは、お子様向け冒険活劇に出てくる「いかにもわるものみたいなわるもの」なんですよね。 「おれさまは悪

    いかにもわるものみたいなわるもの - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    myogab 2012/11/04
    世界制服w というか、今のその現象は、「正義の味方」を気取って死者を産み続けているそういう者をこそ抑制する為に、兎に角分かり易い悪のレッテルをなんとかこじつけて着けたい~という動きだと思うのですが…。
  • 湯浅誠『ヒーローを待っていても世界は変わらない』より - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ということで、世の中ではあちこちでヒーローが騒ぎを起こしているようですが、何にせよ、ブログでも何回か取り上げてきた「保守と中庸の精神」に満ちた湯浅誠さんのこの言葉を、改めて拳々服膺したいですね。 http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=14122 ・・・尊重されるべきものが尊重されていないという不正義が自分の身に降りかかっていて、他にもそういう被害者がいるらしい。なぜそんな不正義がまかり通るのかといえば、自分のことしか考えず、自己利益のために正義を踏みにじる「既得権益」が世の中にあるからだ。だから、「切り込み隊長。頼むよ」ということで、バッサバッサとやってもらうことが正義にかなうと感じられるのですが、複雑な利害関係がある中でバッサバッサとやることで、気づいてみたら自分が切られていた、ということもあり得るでしょう。 なぜなら、自分

    湯浅誠『ヒーローを待っていても世界は変わらない』より - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/10/26
    湯浅さんには生粋の保守性を感じる。今と地続きである先人に対するリスペクトと、その恩恵を確かに自分も受けている~という自覚。例えば大阪の市長にはそれが全く無い。全部自分の実力だと証明する為にそれを壊す的
  • 実際に戦争をする必要はないんじゃないか - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    国家鮟鱇さんが、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-6d1a.html(マジで「希望は、戦争」という時代) 及びそこから派生したらしいトゲについて論評していて、なるほどなのですが、一点だけ。 あと、 hamachan先生のところに書いてあることは、一見もっともらしいけれど、それらのことは「戦時体制」がありさえすれば達成できるのであって、実際に戦争をする必要はないんじゃないかと思うんだけどどうだろう?たとえば「軍隊は軍拡を望むけれど戦争は望んでいない」みたいな話は時々耳にするし。 いやまさにその通りで、戦時体制は福祉を向上する可能性があるけれども、ほんとに戦争に突入したら大体低落するでしょう。 だから、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/05/post_3f

    実際に戦争をする必要はないんじゃないか - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    myogab 2012/10/03
    戦時体制が向上させる福祉とは、非国民という被差別階層をさらに下に作るし、軍閥の様に特権階級も作る。二極化の状態が三つコブになる格差拡大。それが福祉向上に見えるのは底辺層がサンカの様に歴史的抹殺の故?
  • りべさよ人権論の根っこ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ユニオンぼちぼち リバティ分会(大阪人権博物館学芸課・教育普及課分会)のブログに、興味深い記述がありました。 http://unionbotiboti.blog26.fc2.com/blog-entry-308.html(権利と聞いて何をイメージしますか?) ・・・次に、今まで受けてきた人権教育、人権啓発の内容について質問します。 被差別部落、在日コリアン、アイヌ民族、障害者、パワーハラスメント・セクシュアルハラスメント、ジェンダー、人種差別など、その特徴は個別の差別問題があげられることです。 権利に対して抱いているイメージが抽象的か具体的かについては、そのおよそ7割が抽象的だったと答えてくれます。身近かどうかについても、6~7割程度が「身近ではない」に手を挙げます。 受けてきた人権教育・人権啓発を数多く書いてくれる人も中にはいるのですが、「働く権利」と書く人はほとんどいません。子どもでは

    りべさよ人権論の根っこ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
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    myogab 2012/09/29
    一億総中流の時代、右翼が巧妙に人権の概念を骨抜きにした手法が、自分とは別の劣った可哀想な被差別民を救うと言う意味限定であり、部落利権。その影で大多数の貧困層は生活保護の受給もせず耐える今の環境を作った
  • 『本当は怖い昭和30年代』官庁報告書版 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    http://honz.jp/14850(当は怖い昭和30年代 ~ALWAYS地獄の三丁目~) 結構話題になっているようですが、ブログでも、1950年代の怖~~い一側面を切り取った官庁報告書を紹介したことがありましたので、この際またお出ししましょう。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-97de.html(年少者の不当雇用慣行実態調査報告@婦人少年局) 旧労働省の婦人少年局というところは、むかしは非常に熱心に女性や子どもたちの労働実態の調査をやっていたのです。とりわけ、今ではほとんど忘れ去られているでしょうが、年少者の不当雇用慣行について、1950年代の半ばごろにその実態を暴いた報告書は、東北地方、九州地方、近畿地方、関東甲信越地方の4分冊として、刊行されています。 おそらく今では役所の中でも誰も知らないであろう

    『本当は怖い昭和30年代』官庁報告書版 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/09/26
    サヨクは今、絶対悪の如く叩かれているけど、当時の左翼運動がこれら人々を救ってきた実績は着実に積み上がっていて、今左翼の弱体化と共に過去に戻りつつある。左翼上部が既得権(右傾)化し、自滅したんだけどさ。
  • そもそも尖閣はうちのモンだと言い出したのは台湾なんだが - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    台湾は親日的だと思いこんでる人がびっくりしてるみたいですが、いや中国が嫌いなだけで。 そもそも、1969年にエカフェが尖閣の海底に石油があるぞといったときに、最初に騒ぎ出したのは台湾の学生たちで、台湾大学から他の大学も含めて「保衛釣魚台」運動が広がっていったわけだし。 このあたり、丸山哲史の『台湾ナショナリズム』(講談社メチエ)に書いてありますが、人様のナショナリズムというのは、頭の単純な人が思うほど都合よく単純なものでもないということかと。

    そもそも尖閣はうちのモンだと言い出したのは台湾なんだが - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/09/26
    国内の台湾派が保守を自称して反共やってきたから、そういう設定になったんだろうな。けど昨今の台湾でのTVコンテンツ需用とか震災の支援とかから親日だと思っても…ね。ただ、今回の漁船団は台湾からもだし…ね。
  • 「権利過剰論者」にとって問題であること、問題でないこと - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    権利過剰論者にとっては、こういうニュースを見ても、来問題ではないことが問題だァ!と騒ぐべきこととなり、来問題だァと騒ぐべきことが全然問題ではなくなるということが、これほど如実によく現れている典型例はないですねぇ。 http://www.j-cast.com/2012/09/21147316.html(残業年1873時間で783万円、年収1574万 さいたま市職員なぜそんなことが許されるのか) 時間外手当を給与とほぼ同額受け取り、昨年度の年収が1500万円超に達する40代のさいたま市職員がいることが分かった。この職員を含めて、年間1000時間以上も残業した職員が80人ほどもいたというが、なぜそんなことが許されるのか。 まっとうな感覚の持ち主であれば、「なぜそんなことが許されるのか」というのは、言うまでもなく、そんな長時間労働をやらせることが許されるのか、という問いでなければならないはずで

    「権利過剰論者」にとって問題であること、問題でないこと - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/09/22
    エコノミックアニマルの究極形体。人間性も健康的で文化的である事も捨てて、ただ年収額だけが評価基準である人間の、手段に対する嫉妬。ワークシェアを阻み、貧困を拡大し続ける、ある種のイデオロギー。
  • マジで「希望は、戦争」という時代 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    「ラジオみなみ関東」さんが、こうつぶやいていますが、 http://twitter.com/radiomikan/status/247478022716923904 井上寿一「日中戦争下の日」を読んでると、戦争に協力しちゃった人って当時の労働者とか小作人とか女性だったりするんだよね…戦争協力を経て職場の待遇改善だったり、男女平等に近づけた側面が少なからずある。やるせない…(._.) http://twitter.com/radiomikan/status/247478492722233344 総力戦だから下の方も引き上げろ!という名目になるんだな…それを推し進めてしまったのが社会大衆党という左派政党。 http://twitter.com/radiomikan/status/247478856032849923 マジで「希望は、戦争」という時代が確かにあったことがそのを読むとよくわかり

    マジで「希望は、戦争」という時代 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/09/17
    そうそう。で、歴史の繰り返しである平成のこれは、昭和の敗戦のように責任者がパージされて景気が回復するシナリオが有り得ないから、より絶望的だとも言えなくもない。
  • 誰の賃金が下がったのか?または国際競争ガーの誤解 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    経済産業研究所が公表した「サービス産業における賃金低下の要因~誰の賃金が下がったのか~」というディスカッションペーパーは、最後に述べるように一点だけ注文がありますが、今日の賃金低迷現象の原因がどこにあるかについて、世間で蔓延する「国際競争ガー」という誤解を見事に解消し、問題の質(の一歩手前)まで接近しています。 http://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/12j031.pdf 賃金構造基統計調査を使用して、1990 年代及び2000 年代における日の常用雇用労働者の賃金変化の要因分析を行った。その結果、既存の研究結果と異なり、国際的な価格競争に巻き込まれている製造業よりむしろ、サービス産業の賃金が下がっていたことが判明した。 途中の数理分析は飛ばして、結論のところの文章を追っていくと、 製造業の賃金は、1993-1998 年の期間には上昇、19

    誰の賃金が下がったのか?または国際競争ガーの誤解 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/09/10
    「社会」に夢みたいに憧れた裕福な専業主婦のお遊びのようなパートと、同じく社会を知らない学生バイトの労働を買い叩いたのが端緒だよね。で、働き者の彼等を基準に全体を下げに入った。途上国の薄給は後追い論理。
  • いや、それは「古い」けど古くもないんだ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ずっと以前に、その赤木氏の著書への評論として書いたことの繰り返しになるのですが、こういうつぶやきがされるのを見ると、やはり繰り返し語っておく必要があるような・・・。 http://twitter.com/kamaaca/status/243925594943918080 ふるいタイプの人権派は生存権を自由権の側からしか考えていない。それが明らかになったのは赤木智弘の功績だとおもう。サタカだか誰だかが、赤木に、きみにはカネやモノはないかもしれないが、イノチがあるじゃないか、とかゆったよね。 その「ふるい」タイプってのは、実は1960年代末からようやく一人前の顔をし出した新参者なんだよ、 ってのが、私が赤木氏に語ろうとしたことであるわけですが、 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_2af2.html(赤木智弘氏の新著その

    いや、それは「古い」けど古くもないんだ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/09/10
    サヨクを否定するネトウヨが望み主張してる事が、内容的にかなり左翼めいていて、軍国少年が戦後左翼化したのもよく解るってもの。こういう捻れのサイクルは、教育制度と言うか修学期間や成人年齢なんかでおおよそ…
  • いや、確かに構造改革ってのは左翼用語だったんだが・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    これも結構ブログで言ってきたような気がしますが、 http://twitter.com/sunafukin99/status/244394577740574721 構造改革主義と左翼的心性の親和性は別に偶然のものではないと思う。うちのTLにも明らかに左派なのに元々構造改革派だったという人もいるし。構造改革派という社会主義者の一派がいた時代もあったらしい。 いや、そのこと自体は間違いではないし、その昔、その時の今現在の「構造改革論」だけしか目に入ってない議論に対して、そういう歴史的視点を強調したこともあるけれど(下記参照))、この言い方も若干誤解を招く。 どういうことかというと、この短文では、「構造改革主義」というのはかなり過激な変革志向という意味で使われており、それゆえに「左翼的心性」との親和性が強調されているわけだが、少なくとも歴史的には、「構造改革派という社会主義者の一派」というのは、

    いや、確かに構造改革ってのは左翼用語だったんだが・・・ - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/09/09
    革命を穏健化した用語とな。現状の構造を改革するって意味で良いじゃありませんか。変に意味を限定すると余計な弊害が出ませんか?
  • OJTという名の"単純労働" - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    『職場学習論』の中原淳さんが、「「OJT信仰・手放しのOJT礼賛」を超えて : OJTの脆弱性・成立条件を考える」という短文を書かれています。 http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/09/ojtojt_ojt.htmlには、どうやら「OJT信仰」というものがあるようです。「手放しのOJT礼賛」といってもいいかもしれません。 OJTの「よいところ」ばかりが注目され、「結局、経験なんだよ、経験」といった具合に、ある種の「経験主義」「現場主義」と絡み合いながら、その学習効果が「ロマンティシズム」をもって語られる。 その反面、OJTの悪いところ、制約、脆弱性、そして成立条件などのシビアな側面が、あまり着目されないのです。 として、いくつもの点を指摘していくわけですが、その最後の第4のポイントは、 そして、第四のポイント、OJTの最大の脆弱性は、OJTはと

    OJTという名の"単純労働" - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/09/09
    OJTか。ゲーミフィケーションとも相性が良いんじゃないかな。それ。何れにせよ単純労働を担う者が多いんだから、流行はそういう流れに見えてしまう。進学率上昇が大学生劣化に見えるのと同じじゃないの?
  • 欧州型社民主義者としての与謝野馨氏 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    その欧州型社民主義者が、激烈なインフレファイター(デフレ肯定論者)かつ財政再建論者というのが、これまたなんとも日的というか・・・ 昔hamachan先生が言われていたように >ヨーロッパで普通に「レフト」というと、こんなに失業があるのに欧州中銀はなぜ利率を引き上げるんだと文句をつける側です。 のはずなんですが。与謝野氏はご高齢なので、戦後のインフレあたりでトラウマになるようなご経験があったのでしょうかね。私の父親も、祖母が積み立てていた当時の学資保険がインフレでパーになった経験があって、アンチインフレに関してだけは当に理屈が通じないので・・・ 欧州型福祉社会 与謝野氏は「戦後の長い間続いた自民党政治の社会保障に関する政策は、アメリカ型ではなくてヨーロッパ型であった」と発言し、さらに「欧州型社民主義に近い路線」としている。 しかし、与謝野氏の発言は、自由主義的に対する社会民主主義的との対

    欧州型社民主義者としての与謝野馨氏 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/09/06
    当時テレビで民主党批判してた彼自身の言葉からは、素直に呑み込めないんだよな。余程喋りが下手なのか、論理と感覚の間に解離があるからなのか。
  • 80%は賛成だが - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    いや、80%は賛成なんですが、 http://d.hatena.ne.jp/jura03/20120904/p1(ネット○○派 part405) 残りの20%でどうしてもjura03さんに同意できないのが、ニセ科学批判なんですよね。 リフレ派の日銀叩き・霞が関叩きや陰謀論は、たぶん、ネット右翼の「特亜」、人権擁護法案反対運動の「創価学会」や「部落」、ニセ科学批判の「ニセ科学」、はてサの「天皇の権力」と根っこは同じでしょう。 結局、ある「敵」を設定してやると、徒党になりやすい。「正しい俺たち」が「敵」を叩けばよいだけだから。 ネットでうだうだ言ってるだけで、リアルに影響を与えることはないので、つまり現実による抵抗を受けることは絶対になく、全能感だけ昂進する。 自分たちの主張が現実との接点を持たないからこそ、ますます「分かっている正しい俺たち」という意識だけ突出する。 もちろん、細かい差はそれ

    80%は賛成だが - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    myogab
    myogab 2012/09/05
    絶対基準が無い構図だけなら何処まででもあて填まるよね。↓自明だからと省いていたら、新参者には伝わらないから、不特定多数が相手の媒体では、どんなに自明でも、自明であるほど欠かしちゃダメなんだと思うけど。