金融そして時々山 山好き金融マンのホームページ 余り日本のマスコミが取り上げない視点から経済と金融を語るページです そして時々山やアウトドア・町歩きを語ります モノラインという金融マン以外には馴染みのないモノが、米国の金融界を揺さぶり世界の株価を揺さぶっている。このモノラインとは一体何者でどうしてこんなに問題になるのか?ということを2月20日のFTの記事などを踏まえて簡単にまとめてみた。 ここ10年間程の金融システムは複雑になり過ぎて、投資家や政治家達の理解を超えている。日本の株式バブルの頃私は株式ファンドマネージャー達の隣にいたが、ファンドマネージャー達の投資行動は彼等の上司や投資家達~当時日本に本当の投資家がいたかどうかは別問題として~の理解を越えていた。バブルはいつも常識人の理解を超えたところで発生する。モノライン保険会社は30年程前に地方公共団体の発行する債券(以下地方債)の