はじめに 先日、FPGAでDeep Learningしてみるという記事で、PYNQやBNN-PYNQについて書きました。前回の記事では、PYNQ-Z1 Boardという比較的安価なFPGAボードの紹介と、あらかじめ準備されたデモ(Cifar10)の実行までを行いました。そこで今回は、あらかじめ準備されたデモから少し発展して、きゅうりの選果を行ってみます。 事前説明 BNN-PYNQをカスタムするには 前回の記事にも書きましたが、Deep Learningは、大きく学習と推論で構成されます。BNN-PYNQでは、推論のみが実装されています(学習はCPU/GPUで実施する必要があります)。そのため、BNN-PYNQをカスタムするということは、学習にあわせて、推論のネットワーク構造やパラメーターを変更することになります。 前回のCifar10を例に取ると、BNN-PYNQでは、下記の流れでJup
