MoneroはCryptoNoteという匿名性特化のプロトコルを利用しています。CryptoNoteの最初の実装はBytecoinという暗号通貨でしたが、初期の配布方法が不公平であったことなどの問題点を解決するためにMoneroがスタートしました。Bytecoinのソースコードを元にはしていますが、その後プロトコルの改良などもすすめられています。 Proof of WorkのアルゴリズムとしてはCryptoNightを利用しています。CryptoNightはメモリ依存の関数であるため、ASICの開発が非常に高コストになり難しいと言われています。 CryptoNoteにおける匿名性は「リング署名」という技術が元になっています。リング署名自体は2001年から提唱されている技術ですが、CryptoNoteではこれをさらに改良し「ワンタイムリング署名」という、より匿名性に特化した仕様を実装していま