[追記 date="翌日"]絵を入れて、間違いを修正し、少しだけ文言を変えました。[/追記] エフイチ関係で名前を出したことがあるコンヌ(Alain Connes)やマニン(Yuri Manin)が、最近は計算(computation)やアルゴリズムに興味を持っているようです。場の量子論とかファインマン・グラフなんかと一緒に、原始帰納関数とかルンゲクッタ法とかを話題にしている論文があります。なんだかサッパリ分かりませんわ。でも、道具立てに双代数やホップ代数を使うらしいことは読み取れます。 とりあえず双代数の簡単な例を作ってみようとしたのですが、自明ではなく*1線形代数や群論の知識なしで作れる双代数がなかなか見つかりません。集合圏ではなくて、ベキ集合モナドのクライスリ圏、つまり非決定性写像の圏なら小学校レベルの予備知識で双代数が作れます。自然数(0, 1, 2, ...)の足し算以外は何も使