以下は妄想です。 結論を先に書いておくと、FF7のシナリオは(1)「〈古代種/ライフストリーム/エアリス〉対〈魔晄/環境破壊/神羅〉の戦い」を基盤とした設定・シナリオ原案と、(2)「神羅カンパニーのエースだったセフィロスが自分の出自を求めてジェノバに行き着き神羅から離反し、セフィロスを師と仰いでいたクラウドが彼を追う」というシナリオ原案の2つがやや独立してそれぞれ存在し、それらが製品版では統合されて「古代種 VS セフィロス・ジェノバ VS 神羅」という複層構造の物語となってしまったのではないか。2つの「原シナリオ」は、物語終盤のメテオ対ホーリーという構図によってきわめて丁寧に統合されたが、ジェノバの存在がどうしても浮いてしまっている。 1. FF7のわかりにくさ: ザックスの存在 「FF7」を初めてプレイしたとき、いまひとつストーリーがしっくり飲み込めなかった。その理由のひとつが、ザッ
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