米軍普天間飛行場移設が争点の沖縄県名護市長選で、反対派候補の一本化で合意し握手を交わす稲嶺進氏(右)と比嘉靖氏=18日午後、沖縄県名護市 米軍普天間飛行場移設受け入れが争点となる来年1月実施の沖縄県名護市長選をめぐり、移設反対を掲げて出馬表明していた前市教育長、稲嶺進氏(64)と大学非常勤講師、比嘉靖氏(65)が18日、同市内で共同記者会見を開き、移設反対派候補を稲嶺氏に一本化することを正式に発表した。 移設容認派で再選を目指す島袋吉和市長(63)との一騎打ちになる公算が大きく、市長選の結果は移設先に関する鳩山政権の判断に影響を与えることになりそうだ。 民主、社民、国民新各党などは稲嶺氏の推薦を決めており、比嘉氏支援を予定していた共産党も推薦する見通し。稲嶺氏は会見で、移設反対が多数を占めた平成9年の住民投票を挙げ「住民投票が名護市の民意。市長選でその民意を確実にし、より強いメッセージを発