2011年、女子サッカーワールドカップにおいて、 奇跡的な快進撃で歓喜の優勝を果たし、 震災直後の日本国民を大いに勇気づけた、女子サッカー日本代表。 続く2012ロンドン五輪でも、悲願の初メダルを獲得し、 『なでしこフィーバー』は、空前の盛り上がりを見せたが、 今となっては、それも昔で、国内リーグの人気も落ち着いた感がある。 6月から行われる、2015カナダワールドカップで連覇を目指すわけだが、 道のりはかなり厳しく、「メダルを獲得できれば、万々歳!」 というのが本当のところではないだろうか。 フル代表につきものの問題と言ってしまえば、 それまでなのだが、最大の問題は若手の台頭がないことである。 男子と違い、常に国際大会で結果を出すことで注目を引き付け、 国内の環境整備を進めてきた、女子サッカーにとって、 目先の結果を求めるのは当然なのだが、いかんせん、 メンバーが固定化され過ぎな印象を受