一般会計が92兆円まで引き上げられた。近い将来には消費税の引き上げが必至になるであろう。その場合の思考実験をしてみる。 (1)消費税が5%から10%に引き上げられたとする。 (2)まずは、たとえば年収330万円の人の所得税率を10%から0%に引き下げるべきだ。消費税は逆累進性があるので。低所得者の生活を考慮すると、これ以外に方法はないと思う。 (3)次にすべての控除をやめる。給与所得控除65万円と基礎控除38万円の停止だ。現在はその2つの控除の合計額である103万円がパート給与の境目だ。103万円以上になると税金を取られるからだ。 しかし、控除をやめ最低税率を0%にすると、現在の所得税率の境目である195万円までパート給与は跳ね上がることになる。所得税を払っているすべてに人にとってはこれだけでは増税になる。 (4)しかしさいごに、すべての就業者による電子申告による確定申告の義務化をしたうえ