クラウドファンディングサイト「Makuake」を運営するサイバーエージェント・クラウドファンディングは5月、ネット家電メーカーのCerevoと共同でものづくりベンチャーの製品開発を支援するサービスを開始した。Makuakeで製品企画を披露し、不特定多数の人から開発資金を募る(写真1)。資金調達できた企業に対し、Cerevoが生産ノウハウを提供したり製造を請け負ったりするのが特徴だ。ソフトバンクも同様のサービスを始めている。様々な企業がものづくりに参入しやすくなりそうだ。 「ものづくりの経験が浅い企業の場合、試作品の開発や小ロット生産ができたとしても、量産に移行する段階で困った問題が起こりがちだ」とサイバーエージェント・クラウドファンディングの木内文昭取締役は指摘する(写真2)。例えば、品質の確保に必要なコストが想定以上に膨らんだため量産設計を見直さざるを得ない、といったケースだ。海外のクラ