夏の暑さを乗り切るため、ふさふさした毛に覆われたラクダの仲間の動物「アルパカ」の毛を刈りとる作業が千葉県富津市の観光牧場で始まりました。 アルパカはもともと標高4000メートルの高い場所で暮らす南アメリカ原産のラクダの仲間で、ふさふさした柔らかい毛で覆われています。 平熱はおよそ39度と高く、高温多湿な日本の夏を乗り切るには、毛を刈ることが欠かせません。 16頭を飼育する千葉県富津市の観光牧場では、30日から作業が始まり、羊の毛を刈っているニュージーランド出身の職人がアルパカの体を固定したあと、電動バリカンを使って15分で刈り取りました。 刈られた毛は1頭で2キロほどあり、身軽になったアルパカは気持ちよさそうに牧場に出て、元気に草を食べていました。 飼育担当の渡邉裕之さん(24)は「モコモコしたイメージが強いかと思いますが、クールビズのアルパカもぜひ見に来てほしいです」と話していました。