円谷プロダクションは4月24日都内で会見を行い、「ウルトラマン」シリーズの日本国外での利用権について、米国で円谷プロダクション側の主張が全面的に認められる判決が下されたと発表しました。円谷プロダクションは判決について「今回の米国での全面勝訴判決は、これまでの長い係争のいわば集大成であると考えております」とコメントしました。 ウルトラマン きっかけは2015年5月18日に日本法人であるユーエム社が「ウルトラマン」シリーズの日本国外での利用権について、「円谷プロダクションが権利を侵害している」とアメリカ・カリフォルニア中央地方裁判所に申し立てたこと。 円谷プロ 経営管理部ゼネラルマネジャー 高橋良太氏 ユーエム社はこれまで、円谷英二氏の息子である故・円谷皐(のぼる)氏とタイ人実業家であるサンゲンチャイ・ソンポテ氏との間で「ウルトラQからウルトラマンタロウまでのシリーズを日本を除く全ての国におい
日本が世界に誇る大人気番組『ウルトラマンシリーズ』の一本に『ウルトラマンUSA』という作品がある。これは日本ではなく、アメリカにおいて、実写作品ではなくアニメーション作品として製作されたものである。 海外の作品ゆえ、出てくるウルトラマンたちの名前もウルトラマンチャック、ウルトラマンスコット、ウルトラウーマンベスといったアメリカのポピュラーな人名が付けられているほかにも、怪獣が登場する舞台がアメリカの地方都市という、従来の国産ウルトラシリーズとは打って変わってエキゾチックな雰囲気となっている。 『ウルトラマンUSA』(アメリカでは『ULTRAMAN THE ADVENTURE BEGINS』のタイトル)は78分のパイロット版がアメリカでは1987年10月にテレビ放送されたほか、日本では1989年4月に劇場公開されたのだが、商業的にヒットしたと言えず、続編などは製作されておらずDVDなども発売
ライターで東京国際アニメフェア実行委員でもある高橋信之氏よると、中国などでは映像著作物に関する著作権保護期間が「公表から50年間」であるため、特撮ドラマ「ウルトラマン」(初代)の著作権保護期間は2017年末で終了しているそうだ(日本貿易振興機構による中国の著作権法解説)。そのため、中国では合法的にウルトラマン(初代)のリメイクや関連作品を作ることができる状況だという(氏のFacebookへの投稿)。 現在中国内では独自にウルトラマンやその派生シリーズを作る動きが出ている(過去記事)。これに対しウルトラマンの権利を持つ円谷プロダクションなどは訴訟を起こしているが(読売新聞)、これによって円谷プロなどの主張が認められるかどうかは微妙なところのようだ。
日本の円谷プロダクションは、中国の映像製作会社に対して去年中国で公開された「ウルトラマン」の映画が著作権を侵害しているとして、これまでに上海の裁判所に訴えを起こしていたことがわかりました。 この会社に対し、日本の円谷プロダクションは、これまでに、映画は無許可で製作されたものだとして直接、上映の停止を求めたほか、去年9月には、上海の裁判所に宣伝活動などで著作権の侵害があったとして訴えを起こしていました。 しかし、中国の会社が、映画の上映を強行したため、円谷側は、宣伝活動に絞って行っていたこれまでの訴えをいったん取り下げたうえで、上映された映画を含めて、著作権の侵害があったとして先月訴えを起こし、今月認められました。 ウルトラマンの映画をめぐっては、今月に入って中国の会社が、中国版ツイッター、ウェイボーなどで、円谷側が訴訟を取り下げたことのみを取りあげて『われわれの会社の権利が揺るぎないもので
頭に装着した「アイスラッガー」というブーメランを敵に投げつける戦い方が特徴的で、1967〜1968年に放送。ウルトラマンシリーズの中で、もっとも人気があるキャラクターの一つだ。 正義の宇宙人が巨大化して外敵と戦うという点では、ほかのウルトラマンシリーズと変わらないが、「地球は狙われている」として、宇宙人の地球侵略にテーマを絞った。暴力や退廃的な文化を描いたり、差別問題を扱ったり、子供向けとは思えないほど「社会派のストーリー」が際立っていた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く