米『Google』が、権利者の承諾を得ないまま『Google ブック検索』に書籍をスキャンしてサイトに掲載していた件で、米国作家協会と全米出版社協会が米『Google』に対して提訴していたのをご存知だろうか? 書籍の全文は読めないものの、一部を無断でサイトに掲載し、問題化していたのである。 しかし、双方が2008年に和解し、今後どのように展開していくのかを検討してきた。米国内で著作権保護を受ける権利を持つ者のなかには、ほぼすべての日本人の作家も含まれており、日本で活躍する小説家や漫画家も、米『Google』に対して権利を主張することができることになる。 このことについて日本の大手出版社・小学館は、ほぼすべての作家や関係者に郵送で米『Google』との和解案を送り、今後どのように米『Google』に対してアクションをしたいのか、判断を求めていることが判明した。その内容をかんたんに説明すると、