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ブックマーク / maroon-lance.hatenadiary.org (1)

  • 鰻と梅干 - 跡地。

    昭和初期の日の歩みは錯誤の積み重ねである。一つ一つは小さくてもそれが重なり、やがて坂道を転がりだす。例えば支那駐屯軍の増強問題。これは関東軍の北支への容喙に対する牽制として為されたものだが、勿論そんなこと中国側が知るわけがない。またその兵力配置について参謀部(石原莞爾第一部長*1)は通州に置くことを望んだが、条約上京津鉄道から離れた場所には置けないという梅津美治郎陸軍次官*2の強い反対にあい、豊台に置くことになった。二十九軍と眼と鼻の先に置かれたこの一大隊が、盧溝橋事件を誘発する有力な原因の一つであることは論を待たないだろう。また併せて後に通州でおこった惨劇を思い合わせると、何ともいえない気持ちになる。国が滅びる時というのはこういうものだろうか。 南京は錯誤の集大成ともいえる。我が軍による蛮行はこれで終わったわけではないのだが、南京ほど虐殺の起こる条件が揃っていた事例はあまり無い。簡単

    鰻と梅干 - 跡地。
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