1週間ほど前に、「中国が五輪期間中の天安門広場からの生中継を禁止」というAP発のニュース(英語)が世界をかけめぐりました。これは誰よりもテレビ関係者にとって衝撃的なニュースで、興行的に痛いだけでなく、こうした要求にひれ伏すのは、報道機関としての敗北を意味します。 なにしろ天安門広場といえば北京の、そして中国の象徴です。天安門広場中継のない北京五輪など、なんとかのないなんとやらです。当然ながら多くのテレビ局が五輪期間中に天安門広場からの生中継を計画してすでに発表しています。それを「チベットがらみの抗議行動が映ったらまずいので」という理由で約束を反故にして禁じるなど、もし日本政府がその手の要求でもすれば、メディアスクラムで倒閣に追い込むのは間違いなしの大事件です。 (中略) でも、このニュース日本であまり伝えられてないようです。ぼくはほとんどテレビを見ていないので断言はできませんが(実はテレビ