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2014年2月17日のブックマーク (6件)

  • 1192(イイクニ)作ろう鎌倉幕府はなぜ定説ではなくなったのか? | THE NEW CLASSIC

    石井良助が注目したのは、表の「冒頭部分」という項目です。表記の移り変わりがあることに気づきますね。年代順にしてみると、ここは三つに分けることができるようです。石井良助はこれを、第一期(表中1~5)・二期(6~21)・三期(22~26)に分けました。 まず「前右大将政所下文」という表記が続くのが、第一期(表中1~5)です。これは当時、頼朝の称号が前右近衛大将(前任の右近衛大将〔通称、右大将〕の意)であったことによります。 それでは第一期から第二期(表中6~21)に移りかわる原因は何なのでしょうか。これは、頼朝たちがきまぐれに書式を変更したわけではありません。第一期と二期の境目にあたる1192年6月~8月ごろに何があったか―それこそがまさに、頼朝の征夷大将軍就任なのです。 1192年7月12日、朝廷は、征夷大将軍に頼朝を任じる正式決定をします。その命令が鎌倉に届けられたのが、7月26日。そし

    1192(イイクニ)作ろう鎌倉幕府はなぜ定説ではなくなったのか? | THE NEW CLASSIC
  • 制作期間2年以上、「三国志」LINEスタンプにかけた“原作厨”の情熱 “狂気の企画書”420ページ 「あのコマ」入らなかった理由は……

    横山光輝作の漫画「三国志」全60巻。同作に心を奪われたソニー・デジタルエンタテインメント・サービスの原寅彦さん(27)は、「いつかこれをデジタルコンテンツにしたい」と構想を練っていた。 企画が通るずっと前から、インパクトの強いコマを選び出してはスキャンし、集めていた。全1万2419ページから2年以上かけ、4100ものコマをストック。この1月、「LINE」のスタンプになったのは、その中から厳選した40コマだ。 恐怖に満ちた表情で叫ぶ「げえっ」、敵の心理戦に焦る「待てあわてるな これは孔明の罠だ」、山盛りのみかんを差し出す「温州蜜柑でございます」……ネットでも人気のコマを網羅したスタンプは圧倒的な支持を受け、公開直後の売り上げで「アンパンマン」「ふなっしー」に次ぐ3位にランクイン。三十年近く前に連載終了した作品のスタンプが現役の人気キャラと肩を並べるという、異例の事態となった。 「横山先生の三

    制作期間2年以上、「三国志」LINEスタンプにかけた“原作厨”の情熱 “狂気の企画書”420ページ 「あのコマ」入らなかった理由は……
  • 歴史学の博士号取得者はその後どのように職を得て何をしているのか アメリカ歴史学協会によるキャリアインタビューシリーズ“What I Do: Historians Talk about Their Work” | THE NEW CLASSIC

    ホーム > 歴史 > 歴史学の博士号取得者はその後どのように職を得て何をしているのか アメリカ歴史学協会によるキャリアインタビューシリーズ“What I Do: Historians Talk about Their Work” 編集部注:稿はブログ「歴史とデジタル」からの転載。筆者の菊池信彦氏は近代スペインにおける歴史認識の研究で博士号を取得した後、現在は歴史叙述の方法論という観点からデジタル人文学の動向を追っている。 アメリカ歴史学協会が“What I Do: Historians Talk about Their Work”という新たな試みを開始した。 歴史学でPhDをとった人が、その後どのように職を得て、どのような仕事をし、仕事の何が面白くまたチャレンジングと感じているのか、そしてその仕事の何が好きかを語ってもらうというインタビュー動画シリーズ。 初回は、米国農務省林野部Chie

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  • 政治哲学とは何であるか? とその他の諸研究 レオ・シュトラウス(著/文) - 早稲田大学出版部

    紹介 古典的名著の完訳ついに成る。What is Political Philosophy? という問いに,中世のイスラームとユダヤ教の政治哲学の最高峰にも肉薄して近代ヨーロッパのキリスト教中心的政治哲学史に挑戦する異色の哲学書。徹底したliteral translationで,著者シュトラウス自身の意図の忠実な再現をめざす最新・完全訳。 目次 Ⅰ 政治哲学とは何であるか? Ⅱ 政治哲学と歴史 Ⅲ 古典的政治哲学について Ⅳ クセノフォンの『ヒエロン』についての再陳述 Ⅴ いかにしてファーラビーはプラトンの『法律』を読んだか Ⅵ 政治科学についてのマイモニデスの陳述 Ⅶ ホッブズの政治哲学の基礎について Ⅷ ロックの自然法の教説 Ⅸ 忘れられた種類の著述について Ⅹ クルト・リーツラー 批評:16の評価

    政治哲学とは何であるか? とその他の諸研究 レオ・シュトラウス(著/文) - 早稲田大学出版部
  • 『徳川慶喜』家近良樹(吉川弘文館) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋ウェブストアで購入 「”捉え難き”最後の将軍」 徳川慶喜(1837-1913)という江戸幕府「最後の将軍」は、日史上あまり人気のある人物ではない。鳥羽伏見戦争のあと、江戸に「逃げ帰った」とみえる彼の行動がマイナスのイメージを創り出すのに大いに関係していることは確かだが、書(家近良樹著『徳川慶喜』吉川弘文館、2014年)の著者によれば、それどころか、慶喜には「ヒール」(悪役)のイメージを抱く者も少なくないという(同書、7ページ参照)。 慶喜が聡明で薩長にとって侮りがたい政治家であったことは間違いないが、著者のいう「スッキリとは捉えられない彼の複雑な性格と行動」が慶喜の評価を難しくしているのだろう。そのような制約はあるが、書全体を読むと、明治維新前夜の慶喜の言動を、勝った側の薩長ではなく、負けた当事者側からの視点でみることがある程度可能になるはずだ。 慶応2年7月20日、第14

    『徳川慶喜』家近良樹(吉川弘文館) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • 電子ジャーナルと学問のコスト - 日比嘉高研究室

    最近、所属先の大学が、 ある電子ジャーナルのパッケージの購読を止めた。「電子ジャーナルのパッケージ」というのは、販売会社がまとまった数の雑誌を一括して販売している商品のことである。べらぼうに、高い。 部局で割って負担していたので全額ではないが、所属部局がその某E社の商品の購読のために負担していた金額は200〜300万円/年だったような気がする(不正確ですいません)。パッケージで買うことはやめたので、代替措置が提案されてきた。 1.図書館から他大学等へ複写依頼を行う(無料〜数百円) 2.クレジットカードで支払う(1論文30ドル) 3.「トランザクション料金」の前払い制度を利用 (100件の場合 1論文 28ドル 予定価格28万円/200件の場合 1論文 25ドル 予定価格 50万円) 現実的には1を利用するからよいだろうが、もしそれが不可能な場合、1論文につき約3000円である。ばかげている

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