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ブックマーク / rionaoki.net (8)

  • ニュースは儲からない | rionaoki.net

    メディアが陥っている問題について非常によくできた記事の紹介。 News is a lousy business for Google too There is a widespread myth that search engines have taken profits away from news websites. サーチエンジンがニュースを提供する企業から利益を横取りしているという主張はよく聞く。しかし、ネット上でニュースが儲からないことはサーチエンジンがなくても十分説明できる。 The internet upended this model by 1) providing a new delivery method for classified ads (mainly Craigslist), 2) increasing the supply of newspapers from

  • タブレットと新聞業界 by Google | rionaoki.net

    Advertising AgeにGoogleでChief EconomistをつとめるHal Varianによるタブレットと出版業界との関係についての発言がまとめられている(今週の水曜日にJ-schoolであった)。 Google Exec Says Newspapers Need to Re-Think Their Models – Advertising Age – Digital まず新聞業界が直面している問題についてはこう述べている: The trouble is the audience for news has been declining. Newspaper circulation has been slipping since 1990 and has plummeted in the past five years. Online, only 39% of intern

  • 衰退産業が持ち出す文化議論 | rionaoki.net

    今日、仲俣暁生さん(@solar1964)が「そもそも出版文化って、文化なんだろうか」と発言されていた。しかし、出版業界の人間でもない私にとって出版が文化かどうか自体にはあまり興味がない。単に「文化」の定義によって決まるだけの話で、出版業に特別な文化的要素があるのなら銀行にも医療にも、当然アカデミアにもある(そして保護したいようなものでもない)。それなりに閉鎖的な業界ならどこでも「文化」と呼びうるものがあるだろう。消費者にとっては重要なのはその「文化」が何を生み出すかであって、「文化」そのものではない。 では何故今になって出版業界は文化について論じ始めたのか。これは業界を保護してもらう口実だ。それも、「出版」ではなく「業界」であることがポイントだ。「出版」を守るためなら出版「業界」を守る必要はない。日の農業や林業を守るために既存の業界における「文化」を保護する必要がないのと同じだ。だから

  • 半世紀に渡る新聞社の収入の推移 | rionaoki.net

    これを見ると幾つかのことが分かる: 景気変動の影響はあれど、広告費全体はGDP比2%前後で非常に安定している。 新聞が広告費に占める割合は一貫して低下しており、新しい現象ではない。 インターネットは未だに5%程度である。 テレビ・インターネットの他ではダイレクトメールの伸びが著しい。

  • 誰がオンラインニュースにお金を払うか | rionaoki.net

    オンラインニュースにどれだけの人がお金を払うかについてThe New York Timesが報じている: About Half in U.S. Would Pay for Online News, Study Finds – NYTimes.com こういったサーベイにはサンプリング問題があるし、聞かれて払うと答えることと実際に払うことは違うという問題はあるがとりあえずそれは置いておいて中身を見てみよう: Among regular Internet users in the United States, 48 percent said in the survey, conducted in October, that they would pay to read news online, including on mobile devices. アメリカでは約半数がオンラインニュースのた

  • 新聞社の規模 | rionaoki.net

    アメリカでは小規模な新聞の方が大規模な新聞よりもうまくやっているという話。 Small is beautiful (and successful) for newspapers – Yahoo! Finance 原因として挙げられているのは: 地域レベルでは競争が厳しくない。特にウェブ・ラジオなど他のメディアとの間の競争があまりない。 Craigslistは小さな町をカバーしていないため案内広告(classified ads)からの収益が見込める。 購読者の興味に対応しやすい。 非公開会社が多く柔軟な対応ができる。 確かに自分も全国レベルの新聞は全くチェックしていない。ましてや紙の新聞は久しく読んだことがない。RSSリーダーによれば新聞でチェックしているのは、 East Bay Express The Berkeley Daily Planet The Daily Californian

  • 何故雑誌は新聞よりうまくいくか | rionaoki.net

    デジタル化した市場で雑誌の未来は新聞のそれよりも明るいという話: 雑誌の未来、新聞よりは明るい? 光沢は失えど先行きに希望 JBpress(日ビジネスプレス) データベースのメディアファインダー・ドット・コムの試算では、北米では今年1~9月期に383誌が廃刊になった。だが、ここ数カ月、生き残った雑誌は意 外な自信を見せ始めている。紙媒体についてもデジタル版についても、雑誌の命運は必ずしも一緒にスタンドに並ぶ新聞と同じではないと考えるようになったの だ。 新聞より雑誌がうまくデジタル化に対応できるのはその通りだろう。しかし、元記事で挙げられているその理由はあまり正確なように思えない: 時間に敏感でないのでアグリゲーターの影響を受けない E-bookリーダーが雑誌なみに画質を再現 私は雑誌の未来が明るい理由は次のようなものだと考える: デジタル化は市場を広げるためニッチなセグメントで雑誌が活

  • 出版社・芸能事務所・フリー編集者 | rionaoki.net

    電子書籍化が国内出版社同士の協力を促しているというニュース。気になったのは電子書籍の出版権についての記述だ。 asahi.com(朝日新聞社):電子書籍化へ出版社が大同団結 国内市場の主導権狙い – 文化 著作権法ではデジタル化の許諾権は著作者にある。大手出版社幹部は「アマゾンが著作者に直接交渉して電子書籍市場の出版権を得れば、その作品を最初にとして刊行した出版社は何もできない」と語る。 現状では出版社は電子書籍の出版権を持っていない。よってアマゾンのような第三者がその権利を著作権者から直接取得してしまう可能性がある。 日米の「綱引き」で作家の取り分(印税)が紙のより上がる可能性は高い。出版社から見れば、作品を獲得するためにアマゾンとの競争を迫られることになる。 作家の取り分が紙のより上がることは社会的にみれば望ましい。ある書籍のがもつ潜在的な市場規模のうち、著作権による独占で得られ

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