経営破綻し会社更生手続き中の半導体メーカー「エルピーダメモリ」は10日、スポンサーに選んだ米半導体大手マイクロン・テクノロジーとの間で、契約条件の交渉を始めると発表した。手続きを監督する東京地裁が、同社との協議開始を許可した。エルピーダは8月21日までに更生計画をまとめ、同地裁に提出する。 スポンサー選定では、3月末の第1次入札を通過したマイクロンと、米中の投資ファンド連合が今月4日に第2次入札に応じた。マイクロンは今後の設備投資費も含め3000億円の支援と、工場の維持を提示しスポンサーに選ばれた。 【関連記事】 米マイクロンのCEOが墜落死 エルピーダとの提携交渉は… エルピーダ支援、マイクロンで最終調整 サムスン 創業者遺産めぐり骨肉の争い エルピーダ支援、米韓など大手が挙手 東芝も韓国企業と組み参戦へ 東芝とマイクロン、エルピーダ支援入札に参加方針 地獄絵「カルテル」