(CNN) ポルトガル政府は8日、景気浮揚策の一環として、国民の休日を4日間減らすと発表した。 発表によると、ポルトガル政府はローマ法王庁の合意を得て、キリスト教の祝日である「聖体の祝日」と「諸聖人の日」の2日間を休日から外す。同国政府とローマ法王庁は5年以内に再評価を行うという。また、公平を期すためにキリスト教とは関係のない休日も2日間減らすという。 ただし同国経済省の報道官は、この休日カットの具体的な景気浮揚効果については明らかにしなかった。 ポルトガルは現在、景気後退と債務問題にあえいでおり、同国経済の行方はギリシャやアイルランド、スペインとともにユーロ圏全体にとっての懸念材料となっている。 【関連記事】 フォアグラの強制餌付け禁止、7月1日から実施 加州 「海岸に近寄らないで」 イルカとペリカン大量死でペルー当局 野生生物保護は「美しい種」が優先、生態系に影響も 女