千葉県山武市で16日、72歳の女性が自宅で刺殺された事件で、千葉県警は19日、殺人容疑で、女性の孫で県立高校1年の少年(15)を逮捕した。県警によると、少年は「寝ているところを数回刺して殺害した」と容疑を認めている。 逮捕容疑は15日午後8時半ごろから16日午前6時20分ごろまでの間、女性宅にあった包丁で、1階自室で寝ていた女性の胸などを刺し殺害したとしている。県警によると、少年は衝動的に犯行に及んだとみられ、動機については説明を二転三転させるなど、あいまいな供述をしているという。 県警が自宅付近で発見した血痕が付着した包丁を調べたところ、血痕のDNA型が女性と一致。付着物からは少年のDNA型も確認され、少年が犯行を自供した。発見時、現場室内に残された物色の形跡は「強盗に見せかけるためにやった」と偽装を認めている。 【関連記事】 犯罪に巻き込まれて収入が減る…「やられ損」被害者は救