戦争体験を若者に伝えたいと、横浜市都筑区に住む荒武千恵子さん(82)が「80ばあちゃんの戯言(たわごと)〜聞いてほしくて」と題したブログで発信している。67回目の「終戦の日」を迎え、女学校時代の学徒動員や横浜大空襲などの様子を詳しくつづり、若者に平和について考えるよう呼び掛けている。 荒武さんがブログを開設したのは2009年3月。数え年で80歳になった年だ。03年に夫を亡くし、「自分も元気なうちに戦争体験を若い人に伝えておきたい」と考えていたところ、テレビで若者の間でブログが流行していると知り、近所で開かれた講習会に参加した。 かつてタイプライターの学校に通ったことがあり、ブラインドタッチはお手のもの。すぐに夢中になり、1日2〜3時間はパソコンに向かうようになったという。 1930年に横浜市南区に生まれた荒武さんは、小学1年生の夏に日中戦争が起きた。43年に県立横浜第一高等女学校(現