著者の知らないうちに「電子書籍化」されていた 「出版社」に問題ないの? 弁護士ドットコム 5月24日(土)10時35分配信 スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、電子書籍市場が伸びている。しかし、成長期には、混乱やトラブルがつきものだ。東京都内在住のビジネス書作家Kさんも、電子化をめぐるトラブルに巻き込まれたという。 ●知らないうちに「電子書籍化」されていた Kさんは今年3月、ある出版社からビジネス書を発売した。ところが発売当日、某大手書籍販売サイトを確認したKさんは、同書が電子書籍としても発売されていることに気づいた。 Kさんにはこれまでも電子化された著書が多数あるが、すべて紙の本の発売から一定期間を経て、出版社と打ち合わせをしたうえで電子化していた。今回は一切何も知らされないまま、紙と同時に電子書籍が発売されたのだ。 「契約書には『電子化に際しては甲乙協議の上決定する』と