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司法と読書に関するnijuusannmiriのブックマーク (6)

  • [書評] 安達峰一郎 日本の外交官から世界の裁判官へ(柳原正治、篠原初枝ほか): 極東ブログ

    現在、国際法について放送大学の講義を楽しく聴講している。講師の柳原正治教授の説明が明快で示唆深い。もう少し国際法を学びたいなと思わせる講義だし、テキストには参考書やまた講義中にも推薦書の話が出てくる。とはいえ、それはそれとして、柳原正治先生の近著はなんだろうかと調べたら、この書籍、『安達峰一郎 日の外交官から世界の裁判官へ』があった。 恥ずかしいことに、安達峰一郎って誰?とその時思った。もちろん、そういうとき現代人ならググればいいと思いがちだし、たしかにググってみるといろいろ情報もあることがわかる。そしてそれらの情報もよく整備されている。 また私は無知だったが、近年テレビ番組や雑誌などでも、知られざる国際著名人のような話題にもなっていたらしい(そのわりに新書などの一般書はなさそう)。ただ、私としての、その「誰?」感を元に書を紐解くと巻頭というか「はしがき」に、柳原氏の説明がこうあり、そ

    [書評] 安達峰一郎 日本の外交官から世界の裁判官へ(柳原正治、篠原初枝ほか): 極東ブログ
  • あなたは「無罪」を出しますか~『精神障害者をどう裁くか』 岩波 明著(評者:長嶺 超輝):日経ビジネスオンライン

    テレビや新聞が毎日のように伝える、やるせない凶悪事件の一部始終、そして犯行動機。見知らぬ者を襲う通り魔、あまりにも残忍すぎる殺害方法……。 これまでは、人が死亡した事件を含む重大な刑事裁判に、私たち一般人が関与することはなかった。しかし今年の夏以降は、一般人の中から選ばれた「裁判員」が加わって、有罪か無罪か、有罪の場合に、刑罰のサジ加減はどうするか、決めなければならない。 もはや、対岸の火事として見過ごすわけにはいかなくなった。 たとえば、あなたがとある凶悪事件の裁判員に選ばれたとしよう。法廷の弁護人は、被告人の犯行を認めたうえで、こう力強く主張するかもしれない。 「ただし、被告人は犯行当時、心神喪失の状態にあり、刑法上の責任能力を欠いていた可能性があります」「よって、無罪を主張します」 ここで無罪を主張できるのは、刑法39条1項に「心神喪失者の行為は罰しない」と書かれているからだ。 そし

    あなたは「無罪」を出しますか~『精神障害者をどう裁くか』 岩波 明著(評者:長嶺 超輝):日経ビジネスオンライン
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2009/07/08
    「社会内で普通の生活を送れず、追いつめられた結果、罪を犯さざるをえない精神障害者が増えてしまい、矯正施設であるはずの刑務所が「福祉施設化」しているのが、この国での紛れもない事実である」
  • ド素人の多数決で「感情裁判」時代がやってくる? ~『つぶせ!裁判員制度』井上薫著(評:荻野進介):NBonline(日経ビジネス オンライン)

    われわれ物書きにとって切実な問題である名誉毀損訴訟に興味をもち、ある裁判の傍聴に何度か通っている。恥ずかしながら、法学部出身のくせに、法廷に初めて足を踏み入れることになった。そして発見したのだが、裁判というのは想像以上にスリリングだ。被告人の口頭弁論など、言い古された言葉だが、下手なテレビドラマより面白い。 黒い法服をまとった裁判長の口調は丁寧で、声量も大きくないが、有無を言わせぬ迫力がある。権力を笠に着て、というのはこういう人を言うのだなあ、と妙に感心した。 でも自分が人を裁く立場になりたいか、といったら真っ平ごめんである。 そんな志はなかったから、ひたすらアホウ学徒の道を突き進んで今があるわけだし、間違った判決を下して誰かの人生を狂わせた挙げ句、逆恨みでもされたらたまったものではない。 しかし、世の中、何が起こるかわからない。あなたも私も、国家権力を背景に、物の刑事被告人と対峙し、生

    ド素人の多数決で「感情裁判」時代がやってくる? ~『つぶせ!裁判員制度』井上薫著(評:荻野進介):NBonline(日経ビジネス オンライン)
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2008/04/11
    裁判官にも感情はあるわけだが。少なくとも、冷静さを保つ努力は裁判官にも裁判員にも強く求められる。/どちらにせよ、人が人を裁くことの難しさという根本的な問題に関わっている、はずなんだよな。
  • 障害者がなぜ犯罪者になってしまうのか / SAFETY JAPAN [書評] / 日経BP社

    服役中に発見した大変な社会問題 2002年、衆議院議員が、秘書給与の流用を行い、有罪の判決を受けて服役した。それ自体は「またかよ」と言わねばならない事件だった。「いつ塀の中に落ちるか」と言われつつも決して逮捕されることなく、今や長老と呼ばれるようになった大物政治家がいることを考えれば、この議員は愚直であり「間抜けだったんだ」と片づけている人もいるかも知れない。 だが、今や元議員となった著者は、刑に服した獄中において、今現在の日社会で進行しつつある大変な問題を発見し、俗世間へと帰還してきた。 障害者、なかんずく知的障害者によって引き起こされる犯罪である。 障害者は障害を持つが故に犯罪に走るというような単純なものではない。障害者は障害者であるが故に社会から疎外され、健全な心身の成長も、就業による社会参加をも阻まれ、その結果として犯罪の岸辺へと吹き寄せられていくのだ。 この問

    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2008/01/09
    「著者は、知的障害者が反社会的なのではなく、社会が知的障害者を犯罪の岸辺へと押しやっているのだと指摘する」「現在の日本社会で、家庭の支えがない状態で、社会の支えは有効に機能しない」
  • 404 Blog Not Found:返す言葉が見つからない - 書評 - 累犯障害者

    2008年01月08日22:30 カテゴリ書評/画評/品評Love 返す言葉が見つからない - 書評 - 累犯障害者 ハードカバーということで買うのが後回し後回しになってしまったが、もっと早く読んでおくべきだった一冊。 累犯障害者 山譲司 ただし、読むのが実に辛い一冊でもある。まるで書を読むことが、仮釈放無し終身刑の受刑者として、出口のない監獄に入っていくような、そんな気分になる一冊でもある。 書「累犯障害者」は、元国会議員が、塀の中で見つけて書で紹介するまで、「無前科健常者」に知られていなかった、「生きていくためにあえて堀の中を選ぶ」障害者たちの実態を淡々と語った。 目次 序章 安住の地は刑務所だった - 下関駅放火事件 第1章 レッサーパンダ帽の男 - 浅草・女子短大生刺殺事件 第2章 障害者をい物にする人々 - 宇都宮・誤認逮捕事件 第3章 生きがいはセックス - 売春す

    404 Blog Not Found:返す言葉が見つからない - 書評 - 累犯障害者
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2008/01/09
    山本 譲司、新潮社、¥ 1,470 (税込)
  • 404 Blog Not Found:自白の心理学

    2006年10月15日19:55 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - 自白の心理学 「99.9%は有罪」という言葉ですぐに思い出したのが、書「自白の心理学」だ。 自白の心理学 浜田寿美男 日において取り調べを受ける可能性のある人々、すなわち日国に住む者は全員目を通しておくべき一冊だと思う。 同工異曲としては、「取調室の心理学」もあり、これはこれで面白いが、強いて傾向を述べると「自白の心理学」はより鳥瞰的、「取調室の心理学」はより虫瞰的なので、こちらの方をentryでは紹介する。もちろん両方読んでもよい。「取り調べられる前に」書を読み、「取り調べられることになったら」(拘置所で?)「取調室の心理学」に目を通すという使い分けも出来るか。 目次は以下のとおり。 序 自白と冤罪 冤罪は遠い世界の話ではない 冤罪のひろがり 解くべき謎 第一章 なぜ不利なうそをつくのか 宇和島事件と自白 う

    404 Blog Not Found:自白の心理学
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2006/10/16
    『自白の心理学 』浜田寿美男
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