「熱い夏」の始まり 今年も、また、「暑く、熱い夏」がやってきた。 通学部の前期授業と試験が終わるころ、この多摩の地に、全国各地から、通教生がやってくる。 通信教育課程では、通常、在宅で、指定された教科書を読み、出題された課題につきレポートを作成することを通して、その学修を深めるという形を基本とするが、卒業必要単位のうちの一定単位を、「面接授業(スクーリング)」を受講し、受講後に行われる試験に合格するという形で、取得せねばならないことになっている。そして、中央大学の通信教育部である以上、その授業は、原則、大学の校舎を利用して、われわれ教員が実施する訳であるから、不可避的に、通学部の授業がない、「夏休み」の時季に行われることになる。そこで、日常的には、自宅学習に従事している多くの通教生が、全国各地から、この多摩の地にやってくるわけである。 まさに、通学部の学生が、「暑さ」を避けて休むこのときに