ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング(Cambridge Quantum Computing、CEO:イリアス・カーン、本社:英国ケンブリッジ市、以下CQC)は2020年4月7日、自然言語処理におけるアプリケーションの新領域を切り拓いたと発表しました。CQCの研究チームは、まず自然言語が本来持ち合わせる量子的特性を利用して、文法例文を量子回路に変換しました。その上で得られたプログラムを量子コンピュータに実装し、質問応答をさせることに成功しました。自然言語処理が量子コンピューター上で実行されるのは、今回が初めてです。また、量子RAMに依存せずに結果を導くことにより、今回の研究はノイズあり中規模量子(Noisy-Intermediate Scale Quantum computer、NISQ)デバイス時代においても、実用的な量子優位性の確立が可能であることを示唆します。 この度の研究で