部下の返事がいいと上司はついつい期待してしまいます。しかし返事だけがよく、仕事をやってみると抜けや漏ればかりで、上司を困らせる人がいます。 一所懸命、仕事をする姿は見ていて気持ちがいいものです。ところが、それが空回りになっていくと痛々しくなります。 以下の会話文を読んでみてください。 ○部長:「先日頼んでおいた資料はどうなった」 ●新任課長:「はい。できています。こちらが作った資料です」 ○部長:「ありがとう。速いじゃないか」 ●新任課長:「今年から課長になって気合が入っていますから」 ○部長:「新任の君が頑張るのは部全体にとって良いことだ。ベテランになってくると気持ちがどうしても緩んでくる」 ●新任課長:「他の課長に比べると実績はまだまだですが、気持ちだけは負けないようにしたいと思います」 ○部長:「頼もしい。あれ……」 ●新任課長:「どうされましたか」 ○部長:「この資料、経営会議向け