アメリカの数学界には次のようなジョークがある。 問題:次のうち他と異なるものはどれか? 1) 博士(応用数学) 2) 博士(純粋数学) 3) 博士(統計学) 4) 大きなピザ 答:2)。他の3つは家族4人を食わせることができるから。 このジョークが、一般人にも理解されるのは、やはり数学が勉強する労力の割に役に立たないと思われているからだろう。 本書は、多くの人が考える「数学って何の役に立つの?」という素人の根本的な疑問に答えるために書かれており、一般的な高校生以上なら誰でも読める構成になっている。何よりも、この本は縦書きであり、数式はほとんど登場しない。 内容に入る前に、筆者の略歴を見てみよう。筆者は高校卒業後、数学科に進み、京大数学科の博士課程を中退。東京電機大情報科学科の助手を務め、その後、日立製作所に勤務ののち、現在は東北学院大電気情報工学科准教授(理学博士)となっている。やはり、数
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