3日、中国メディアは、中国の技術が採用されることがほぼ確実と見られていた英高速鉄道の車両製造事業について、日立製作所を中心としたグループが受注する見通しになったと報じた。写真は1月、南京大勝関長江大橋を通過する中国の高速鉄道車両「和諧号」。 2011年3月3日、中国メディアは、中国の技術が採用されることがほぼ確実と見られていた英高速鉄道の車両製造事業について、日立製作所を中心としたグループが受注する見通しになったと報じた。21世紀経済報道が伝えた。 【その他の写真】 記事によれば、1カ月ほど前に中国の李克強(リー・コーチアン)副首相が訪英した際、「英国は中国の高速鉄道技術を採用する意向がある」との情報が盛んに伝えられた。一部中国メディアは「英国はドイツやフランスを蹴って、中国への発注を決定した」とまで報じていた。だが、同紙が英当局に事実確認を行ったところ、「中国に決定したとは一言も言ってい
今年7月に英国の都市間高速鉄道(IEP)を正式受注した日立製作所。IEPの総事業規模は5500億円で、英国の鉄道史上最大規模となる。運行開始は2017年の予定だ。日立は596両の車両を納入し、30年間のリース事業を手掛ける。英国内に新工場を建設し、車両の現地生産を行う計画である。 まさに「官民一体となったインフラ輸出の成功例」となったわけだが、当初は日立社内でも「世界の鉄道ビッグスリー(カナダのボンバルディア、仏アルストム、独シーメンス)を相手に勝てるはずがない」との見方が大勢だった。 そんな逆境の中、日立はどうやって今回の歴史的受注にこぎ着けたのか。今年8月まで現地で鉄道輸出の最前線に立ってきた植田千秋さん(8月末まで日立レールヨーロッパ会長、9月から日立製作所交通システム社シニアアドバイザー=下写真=)に、インフラ輸出の舞台裏を聞いた。 --英国の鉄道輸出プロジェクトはいつ頃、どのよう
インドのゴーダ鉄道相は8日、同国西部ムンバイ―アーメダバード間の約500キロで高速鉄道を建設する意向を表明した。併せて複数の在来線で高速化を行うという。モディ首相は8月にも来日する予定で、安倍晋三首相との会談で新幹線の輸出が重要議題となりそうだ。 ゴーダ鉄道相は「ムンバイとアーメダバード間で『弾丸列車』の建設を提案したい」「弾丸列車の実現は全インド人の夢だ」と述べた。また首都ニューデリーと北部アグラ間(約200キロ)など複数の路線で鉄道の高速化を行うという。これら高速化関連費として今年度の国鉄予算案に10億ルピー(17億円)を盛り込んだと発表した。「弾丸列車」の総事業費としては6千億ルピーを見込み、官民連携(PPP)による民間資金の活用を検討しているという。 ムンバイ―アーメダバード間の高速鉄道建設を巡っては、2012年にシン首相(当時)と野田佳彦首相(当時)が「日本の新幹線システム採用を
長谷川聡前川崎重工業社長は、慶応大学大学院工学研究科修士課程を修了し、1972年に川崎重工業に入社した。ジェットエンジンの設計をやり航空宇宙事業本部・ジェットエンジン事業部第一技術部長、ガスタービン事業部航空エンジン技術部長などを歴任し、09年6月、社長に就任した。 「困難なときこそ人の真価が分かる。逃げるわけにはいかない」 09年1月に、大橋忠晴・現会長(当時社長)から社長就任を打診された時、長谷川聡はこう決意した。世界経済が危機に陥り、川崎重工業も大幅に利益を下方修正していた時期だった。 大庭浩が会長で、今回のクーデターの首謀者でもある大橋が社長の時に、中国に新幹線「はやて」の技術を盗まれるという事件があった。新幹線売り込みのグランドデザインを書いたのが長谷川だとされる。 JR東日本と組んで新幹線の車輌(技術)を提供した川崎重工業の契約が杜撰で「技術を盗んでください」といっているような
MANY countries seem obsessed with high-speed rail. Britain intends to build a controversial high-speed link known as HS2, connecting London to Birmingham, Manchester and Leeds. In California there are plans to build a high-speed link between San Francisco and Los Angeles. France is slowly expanding its high-speed lines (known as the TGV) while other countries, such as Spain and China, are enlargin
FORTUNE — One China defender recently claimed his countryman’s “bandit innovators” could be good for the world. That was small consolation for the Japanese, who say that China pirated their world-famous bullet train technology. “Don’t worry too much about Chinese companies imitating you, they are creating value for you down the road,” said Li Daokui, a leading Chinese economist at the Institute fo
印刷 関連トピックスイラン 中国の高速鉄道事故で、衝突した両列車の車両を製造していた「中国南車集団」は4日、2010年の売上高が前年より4割増えて668億元(約8016億円)となり、鉄道車両メーカーとして世界一になった、と発表した。中国紙によると、カナダのボンバルディア社がこれまで世界一だった、という。 中国南車集団によると、10年の開発など科学技術費は約36億元(432億円)。特許を1394件申請し、741件を獲得した。「技術革新でも豊かな成果を得た」と強調した。 同社は「事故原因は車両と関係ない」(幹部)と説明しているものの、中国の高速鉄道を担う代表的な企業だけに、株価は値下がりしている。110億元(約1320億円)規模を調達するために予定していた増資も、9月に延期。理由を「重大列車事故と米国の債務問題」としている。イランなどから830億円規模の発注を受けたことを急きょ公表するな
【上海=河崎真澄】中国国有の鉄道車両大手、中国北車がバングラデシュから高速鉄道の車両60両(20編成)を受注したことが、5日、分かった。中国による高速鉄道の輸出は初めて。 同社が公式ホームページで明らかにしたところによると、バングラデシュから受注したのは、車両のほか列車の制御や運行システムなど関連設備も加えた「核心技術」。同社は独シーメンスや仏アルストームなどから技術導入し、鉄道車両や設備を製造している。輸出車両は同社の大連電牽研究センターで製造する。 路線のルートや受注総額など詳細は明らかになっていないが、建設資金は中国政府からのODA(政府開発援助)など制度金融が適用される可能性が高い。 中国高速鉄道では昨年7月、浙江省温州で40人が死亡する追突事故が起きた。中国北車が開発した列車も故障が相次いでおり、安全対策が十分とられているかどうかへの懸念も出そうだ。
JR東海の山田佳臣社長は29日の会見で、中国の政府系鉄道車両メーカーが、日本やドイツの技術を活用した中国版新幹線の技術特許を米国で申請する方針を打ち出していることについて、「新幹線技術は国内のメーカーと旧国鉄(現JR)の技術陣の長い期間にわたる汗と涙の結晶だと思っている」と述べ、不快感を示した。 中国の鉄道車両メーカー、南車集団は、中国版新幹線の車両「CRH380A」の技術特許を米国で申請する方針で、将来の車両輸出を狙った戦略とみられている。南車集団は独自開発を主張しているが、実際は川崎重工業など日本企業が開発した新幹線「はやて」などの技術供与を受けて改造した。 山田社長は、技術を供与した川崎重工に対しても「技術立国に恥じない対応をしてもらいたい」と語り、供与技術の範囲などを明確にし、特許侵害には断固対処するよう求めた。
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