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青空文庫に関するnubaのブックマーク (5)

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    nuba
    nuba 2010/03/13
    うわー
  • 道楽と職業 - 夏目漱石

    ただいまは牧君の満洲問題――満洲の過去と満洲の未来というような問題について、大変条理の明かな、そうして秩序のよい演説がありました。そこで牧君の披露に依ると、そのあとへ出る私は一段と面白い話をするというようになっているが、なかなか牧君のように旨(うま)くできませぬ。ことに秩序が無かろうと思う。ただいま社の人が明日の新聞に出すんだから、講演の梗概(こうがい)を二十行ばかりにつづめて書けという注文でしたが、それは書けないと言って断ったくらいです。それじゃアしゃべらないかというと、現にこうやってしゃべりつつある。しゃべる事はあるのですが、秩序とか何とかいう事が、ハッキリ句切(くぎ)りがついて頭に畳み込んでありませぬから、あるいは前後したり、混雑したり、いろいろお聴きにくいところがあるだろうと思います。ことにあなた方の頭も大分労(つか)れておいででしょうから、まずなるべく短かく申そうと思う。 私の

  • 薄田泣菫 森の声

    自分は今春日の山路に立つてゐる。路の両側には数知れぬ大木が聳え立つて、枝と枝との絡みあつたなかには、闊葉細葉がこんもりと繁つて、たまたまその下蔭を往く山番の男達が、昼過ぎの空合を見ようとしたところで、雲の影ひとつ見つけるのは、容易な事では無い。何といつても、承和の帝から禁山(とめやま)の御宣旨があつて以来、今日まで斧ひとつ入らぬ神山である。夏が来て瑞葉がさし、冬が来て枯葉が落ちる。落ちた木の葉は、歳々の夢を抱いて、その儘再び大地に朽ち入つてしまふ。かうして千年の齢を重ねて見れば、一体の山の風情が、そんじよそこらに出来合の雑木林と、趣を異にしてゐるのは無理もあるまい。大気は冷つこい。山の肌はいつも下湿りがしてゐる。ありふれた山では、秋でなくては嗅がれぬ土の香が、どことなくしつとりと漂つて来る。 大なるかな、春日の森。海原をつくり、焔の山をつくり、摩西(もうぜ)をつくり、鯨の背骨をつくつた大自

  • 青空文庫で読める隠れた名作選 : ウラ・アオゾラブンコ

    青空文庫で読める隠れた名作選 ■小説(発表年順) 山田美妙「武蔵野」 明治20年 約36枚 秋の武蔵野を背景に、時代を南北朝時代の武士の抗争にとった悲劇的歴史小説。斬新な言文一致体で、当時の読者に強烈なインパクトを与えた。 巌谷小波「こがね丸」 明治24年 約83枚 近代日における最初の少年読物であり、児童文学史上における記念碑的作品。 川上眉山「書記官」 明治28年 約50枚 社会の暗黒面を描いた、いわゆる「観念小説」の代表作品で、官僚や資家の腐敗を題材としている。作者は明治41年に自殺。 広津柳浪「今戸心中」 明治29年 約106枚 吉原の遊郭を舞台とした作品で、愛欲のもつれから破滅していく人間を描いている。 徳冨蘆花「不如帰」 明治31〜32年 約377枚 幸せな結婚生活が、肺結核により崩壊していくさまを描いた悲劇小説。尾崎紅葉の「金色夜叉」と並ぶ、明治期の

  • 芥川龍之介 恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ

    媒酌結婚で結構です 媒酌結婚と自由結婚との得失といふことは、結局、この二種の結婚様式が結婚後の生活の上に、如何なる幸福を導き出し、如何なる不幸を齎(もたら)すかといふことのやうに解せられる。併(しか)し結婚生活の幸福とは果して如何なることを意味するであらうか、それも考へなければならぬ。太く短く楽しむのか、細く長く楽しむのか、それとも又た夫婦間に衝突のある生活なのか、俄(には)かに決定することの出来ない問題である。又た恋愛といふもの、昔の人達の考へたやうな清浄高潔な恋愛といふものが、世の中にあるだらうか否かといふことについても、私は疑ひを懐いてゐるものである。 実際に於て、さういふ生活があり得るか否かは別問題として、一般の人たちが考へるやうに、太く長く且(か)つ平和に楽しめる夫婦生活といふものを、理想とし幸福として考へるならば、聡明な男女には自由結婚が適して居り、聡明でない男女には媒酌結婚

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