トヨタがいなくて残念だと言えたらよいのだが、そうではない。我々は大がかりな不正によりワールドラリー・チャンピオンシップから追放されたのと同じ会社について話しているのだ。トヨタはどのチームよりも多額の資金を使いながら、レースに勝てそうに見えたことは一度もなかった。 トヨタはF1では苦戦していたが、親会社は世界一の自動車メーカーになった。これは素晴らしい業績であり当然の評価である。残念ながら、これは日曜日に勝てば月曜日に売れるということわざを否定している。トヨタは勝つことなく売っているのだ。 トヨタが数週間前にキミと交渉していたという事実は取るに足らないことである。チームそのものが、撤退を知らなかったことも十分ありうるし、この交渉は芝居だったかもしれない。同社はシーズンを終えたので体面を保った。日本では「体面」がすべてである。わたしからすると「名誉」と呼ぶものは全く別物である。 東京からは混乱